五話、まともな吸血鬼はいないのですかー。

それから山中たちは吸血鬼が住んで言われている洋館にたどり着くことができたのであったがそこはまるで廃墟のようであった。正直、山中はこんなところにいるのかなとおもうほどである。普通の吸血鬼ならここにたくさんの僕がいるはずだがそれが一体も見当たらないことから普通の吸血鬼とは違うことだけは山中にも分かったのであった。それが悪い方向なのかよい方向なのかはまだわからない状況であることには変わりはなかったが。




そうもしながら洋館の中に入ったのである。中は誰も掃除する者たちがいなかったために荒れ放題で本当に住んでいるのかが怪しく思えるほどであった。だが、一部のところはほかのところと比べて整備されているところを見つけ向かっていくとそこにはある部屋につながっていた。山中はおそらくこの部屋に吸血鬼はいるだろうと思い心の準備をして扉を開けたのであった。



そこには一つの棺桶があった。そして近くにあることが書かれている紙を見つけそれを見てみたらこんなことが書かれていたのであった。




できる限り起こすな!!


用件があるものはたくさんの血と食料の献上とこの洋館の掃除をしてから願いを言うことそれを済んだらすぐにこの洋館から出て行くこと。私は一秒でも多く寝たいから起こさないこと。



ついでに私と結婚したい人は三食おやつ付きで家事をし養ってくれる人ならだれでも構いませんので・・・どうか私を養ってください。




山中は考えるのを止めたのであったがすぐに再開しこの吸血鬼はただのニートだから使えないと判断して帰ろうとしたがチャコがそれを読んで多くの食糧を用意して棺桶を叩いて起こしたのであった。そうして出てきたのは山中と同い年ぐらいの少女であった。それを見たシナリは興奮して



「キターーー。白銀のかわいい吸血鬼です。本当にありがとうございます。できればすぐにあなたを題材した作品を書かしていただけないでしょうが。」



「お前は書くのはエロ同人誌みたいなものだけだろうがー。」



吸血鬼は眠りから覚めて不機嫌そうにしながら食料を食べてこちらを見て



「とりあえず用件を言え。早く私は寝たいのだ。」



この吸血鬼に頼みごとをしてもいいことはなさそうだったので帰ろうとしたがチャコがここでとんでもないことを言うのであった。



「お願いは私とご主人様をここで住んでもいいでしょうか。ここに住んでいつ時は家事もしますし食事も作りますのでここで住んでもいいですか。」



山中はおいやめろと言おうとしたがそれよりも先に吸血鬼が先に行動を起こしたのである。



「喜んでその話をお受けいたします。そして私を養ってください。お願いいたします。」



「はい、もちろんです。このチャコはこう見えて食料を集めるのは得意なんですよそれに今は何でもできるご主人様もいらっしゃいます。安心してゆっくり生活してください。いいですよね、ご主人様。」



もちろんいいえと言う答えはないと同じであった。仕方なくここはチャコの考え道理にここで当分暮らすことにしよう。それに設備さえ直せばそれなりに良い洋館で当分の間はここを拠点に動くことにしようと考えたのであった。ほかにも家はあるが年賀ら年中エロいことを考えているエルフたちと一緒にいたくない気持ちが大きくそれよりもニート吸血鬼の方がましだと思いチャコの思う通りにさせた。




吸血鬼は土下座をして感謝を言いながら自己紹介をするのであった。というか養ってくれるだけで土下座をするなんてどんだけニートをしたいだこの吸血鬼はと思いながらも聞くのである。



「私はララミア・サーティイと言います。気軽にララミアと言ってください。基本私は一日の中で二十時間は睡眠していますので起きている時間は少ないですがよろしくお願います。」



それを聞いた山中は起きている時間が少なすぎるだろうがーと突っ込みを入れたかったがしてもあんまり意味がないなと思いスルーしたのであった。問題は洋館の修理であったがここはシナリが美少女吸血鬼が困っている今こそエルフの力を見せるべきだと言って多くの変態エルフたちが力を合わせて洋館を直していったのである。



その間にも山中は近くにあったこの前とは違う龍脈を見つけ前回同様に直したのであった。強いて違う点はこの前はあんこ味で今回は白あん味であったことだけである。そうして山中は次の目標はゴボルトたちが住む近くの山に行くことを決めてから洋館に戻るのであった。




それで戻ってきた洋館は生まれ変わったようにきれいになっておりララミアの部屋に向かったら多くのエルフたちが満足そうに倒れていたのであった。しかもほとんどの者が鼻血を出しながらである。何となく予想もしながら開いていた棺桶の中身を見て山中はなるほどそうかと思ったのである。その原因はらラミアの寝顔であった。もしあんな性格でなければ山中自身も危なかったかもしれないと思いながら起きていたチャコに自分の部屋の予定の場所を教えてもらい向かって入ってみると中には特に物はなく殺風景であったが今はそれよりも疲れたから寝たいと思いが強くその部屋で横となって睡眠をした。明日、ゴボルトたちに会いに行くために体を休めるのであった。




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