二話、龍脈の詰まりを取り除くだけ

山中はたしかに滅亡寸前とかかなりやばいと聞いたが想像をはるかに超えているものであった。このままでは普通に暮らしていくだけでも大変だぞと思いながらも状況を整理することにしたのであった。まずは一旦、仮拠点にできそうな場所を探すことと食料を確保すること。正直、前者は簡単だが後者はこの世界ではかなり難しい所であろう。幸いなことに魔族の力も蘇り魔人としているために普通の人よりも過酷な状況でも生きていけるがこれは正直、想像以上でやばい。




山中はとりあえず拠点探しから始めることにしたのであった。そうして探して数時間後にある物を見つけるのであった。それは龍脈の流れた後である。実際には見るのは初めてだが文献からと今の状況を照らし合わせて考えた結果だが、今はその龍脈がかけらも流れていないことからこの龍脈が止まったせいで大地が枯れ果てたのかと知ったのである。ならば簡単なことである。また龍脈を流れるようにすればいい。たしか伝説ではどこかに大龍脈がありそこから出ていると伝えられている。ならばきっとその大龍脈が意見が起きたに違いないと思い。川を見たいになっているために上流に向かうように行くのであった。




そうして時間もだいぶ経ちそれらしきものが見えてきたのであった。それ以外にもとある者たちがいたのであった。よく見てみるとエルフたちであった。山中はさすがのエルフでも何とかできないかとなれば我しかいないが果たして何とか出来るものであろうがと考えていたら何やら一人のエルフが大龍脈の前に出て何やら儀式を

始めたのであった。山中は嫌な予感した、そうあのエルフはいけにえにされそうな感じを出していたのである。山中は急いでいけにえを止めるべくエルフたちに向かって走り出した。



「そのいけにえの儀式は中断してくれないか。我が何とかして見せるから。」



エルフたちは現れた山中に警戒と戦闘態勢をとったのである。それでも山中は刺激をするとさらに大変なことになると思い冷静にエルフたちに説明したのである。今、説明して説得をしないと死ななくていい命が死ぬことになってしますために必死であった。



「ここの大龍脈はいけにえを捧げても何も変化はしない。ついでにそれを断言できるわけは我は龍脈が見えている。我ならなんとかできるかもしれない。時間を頂けないであろうか。」



エルフたちは怪しんだが時間もそんなにかからないためにしばらく様子を見ることにしたのである。それを見た山中はエルフたちに頭を下げて礼を言ってから大龍脈の場所に向かったのである。小さな洞窟の奥にその大龍脈があった。



そこには大きな詰りみたいなものがあったのである。もしかしてこれのせいなのかと思いながらもどうするべきであろうかと考えとりあえず手で取ろうとしたが取れずに仕方がないが最終手段として口で取ることにしたのであった。そうして必死に頑張り塊の一部を取ることに成功したのであったが間違えてそれを食べてしまったのである。山中はやばいと思ったが意外と食べてみるとあんこ餅を食べているみたいな感覚であった。それから食えることが分かったためにすごい勢いで食べていきついに塊を取り除くことに成功したのである。その瞬間、つまりから解き放たれた龍脈が一気に流れ出したのであった。そしてそこから生命の力と言うべきであろう気も溢れるように出始めたのである。山中はこれでよくなったじゃないかと思いエルフたちのところに戻ることにした。




そうして洞窟から出てみるとそこにはきれいな水にまだそんなに大きくないが木が生えて元の美しい自然が蘇っていたのである。山中はこれはすごいなと心の底からそう思ったのである。そしてたしかに日本から来た人でもこの龍脈に干渉できる力もしくはそれに近い力さえあれば十分世界は救えるな。これでほかの大龍脈も同じことだったらの場合だが大半はそうであろうと考えていたら先ほどのエルフたちが山中に向かって来たのであった。 



山中は嬉しそうに報告しようとした瞬間、エルフたちは一斉に土下座をしたのである。正直山中は何が起きているかわからない状況であった。そうしたら族長らしきものが



「先ほどは誠にすみませんでした。あなた様は天から降りた創聖神様です。先ほどのご無礼を許してください。いけにえはいくらでも用意しますので。」



「族長さんでいいですか。別にいけにえはいらないけどその代わりにしてほしいことがあるかな。」



族長はそれを聞いてなんなりと言ってくださいと言ってそこからこの世界のことを聞き出したのであった。そうしたら思っている以上に厄介な世界だということがわかりこれから大変だなと思いつつ先ほどの生贄されそうであった。エルフがお礼にしたが山中は別に大したことではないと言って笑顔で返したのであった。



そうしたら生贄にされそうであったエルフがいきなり山中に飛びついて



「かわいいー。創聖神様、どうか私を貰ってください。上長くお世話しますので。もうかわいくて頭が可笑しくなりそうだわー。」



山中はすでに見た目14歳の子供に手を出す17歳時点で危ない気がするがとりあえずまず族長に言わなければならないことが起きた。



「族長さん・・・とりあえずこのエルフさんを何とかしてくださいー。」



異世界に来て初日から苦労する山中であった。


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