第7話 兵士

 一人の兵士が戦場を駆け抜ける。


 物陰に隠れつつ、敵兵士をスコープで合わせて銃で撃った。

 敵はバタバタと倒れていく。

 敵の撃った弾が周りに当たる。

 おっとぉ、頭をかすめた。

 先行不安だぜ。

 仲間が次々と倒れていく。

 その屍を踏み越え、敵に近づき喉を切り裂く。

 もう慣れたものさ。

 どうやら戦車の登場か。

 悪いけど、そこには対戦車用地雷が仕掛けてあるんだ。

 バイバイ。


 耳をつんざくような音は止まない。

 それどころか、一層増している。

 ちょっとここらで休憩しようかな。

 物陰にしゃがみ込む。

 ふと足元に手榴弾が。

 ドジったな、気付かなかった。

 視界を眩い閃光がうめつくした。

 大爆発。


 ーGAME OVERー


「あーあ、よそ見してたからやられたよ」

「大丈夫だよ。さっきのチェックポイントでセーブしたから」

「じゃあ、さっそくロードして再開だ」

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