第3話 鳴らない通知

5/15夜11時59分。

千夏はメッセージを送る準備をしていた。

「陽菜!Happy Birthday♥

子供みたいな(私も子供だけど)陽菜は可愛い!妹みたいで可愛い。

これからも仲良くして!今度双子コーデしようね!

陽菜の1年がいいものでありますように。」


夥しい程の星の絵文字で囲んだメッセージ。


深夜零時を迎える。と同時に送信ボタンを押す。

送信者欄に映る千夏の送ったメッセージ。

いつもなら秒速で既読がつくのに、

今日に限って来なかった。


寝ているのであろう、と考え、

千夏はスマホを枕元に起き、床に就いた。

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