『うにゅほ日記』の執筆者、ヤシロヤさんこと八白 嘘さんによる、『再び与えられた青春を、弾丸の様に駆け抜ける』物語。
短時間で読めるのに確りと内容の整った、素晴らしいライトノベル風シナリオと、色々な意味で個性的なキャラクターが魅力的で、放たれた弾丸が止まらず突き進む様に、一気に読み進めてしまう作品でした。
特に中世末光尊(ピカソ)は名前も行動もインパクトが強く、終始笑わせてくれた───かと思えば最後の最後で(使われなかったとはいえ)切り札を用意してくれたりするなど、想像出来なかった仕事人な面も見る事が出来て、良くも悪くも何をするか想像出来ないキャラであり、その印象は私に色濃く残っています。
また惑ヰ先輩もその名前や独特の話し方、そして文章だけでも漂う妖しい雰囲気が印象的で、その秘密が終盤に明かされた時は深夜であるにもかかわらず素っ頓狂な声を上げてしまいました。
この作品を読み終えて、私は久しぶりに、『大好きなハッピーエンド』に出逢う事が出来ました。
この結末は、誰か一人欠ければきっと訪れなかったもの。
こういうハッピーエンドが私は大好きで、だからこそ私はより多くの人にこの作品を読んでもらいたいと思っています。
そして、私と同じ感動を多くの人に味わってもらいたいとも思っています。
この作品を書いてくれた八白嘘さんと、この作品に出逢わせてくれた親友に感謝を込めて。
ささみちゃんかわいい。