第20話 隠された、Terminal!

数記たちは、エスカレータを使って、二階に戻ってきた。

「確か、小学校の近くだったと思います」

シャーロットは、そういう細かいところを見逃していなかったので、すぐ見つけることが出来た。

その後すぐに、とりかかったが、意外と難しく、手こずってしまった。

「む、難しいぞ。これ」

「本当ですか?」

「マジ」

七月は、少し悲しそうな顔をした後、すぐにそれに手を付けたが、高スコアは叩けなかった。

「Bだった」

「俺もBだったから大丈夫だよ。で、シャロはやった?」

「まだ」

そのやり取りの後すぐに、シャーロットがチャレンジしたが、意外にも、しっかり出来ていてAランク評価を取れていた。

「へぇ〜。意外と反射神経あるんだね」

「一応ガイドさんなんですんで」

数記はそのことをすっかり忘れていた。

「次からはあと、もう全部ゴースト通りだとさ」

「楽じゃん」

「でもその前に、Sランク以上じゃないと恐らく、例の情報を貰えないと思うから」

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「フックブックローになにがあるんですか?」

「どっかで聞いたことあるような響きだけど、福袋な」

狛犬っぽいところの近くに、妙な木箱があった。

「これにカードを通すだけでいいっぽいな」

数記、七月、シャーロットの順でカードを入れて、得点を追加した。だが、

「これを取っておかないと、評価Sにはならないらしい。あと、もうひとつのところの場所がわかるから、そこも行ってみよう」

二人は黙ったまま、数記について行った。

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「あれ、ここは?」

「何で三階に戻ってるんですか?」

「もう2つは、イタリアの街の中にあるそうなんでな」

数記たちは、20分ほどして、ようやく例のぶつを2つ見つけて、カードを刺した。

「あとは、探偵テストだけですね」

「そうだな」

いちいち、ゴースト通りまで歩くのが面倒だったので、ナンジャーバード内のエスカレータから、向かった。

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「次のテストは要するに、音痴診断テストっぽいものらしい」

「私、音痴です・・・」

「心配するな、シャロ。これの本質はあくまで集中力だからな」

数記と、七月は難なくAランクを獲ったが、シャーロットは、あまりうまく行かず、Cランクだった。

「む、難しいです」

「大丈夫。次のほうが難しいから」

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また、数記たちは、上の階に上がってきた。

そして、吹き抜けになっているところにやって来た。

「あ、下にスタンプラリーのさいしゅうスタンプの箱がある」

「よく気づいたな」

上から目線で、数記は感心していた。

「この射撃は、結構難しい。FPSやったことあるんだったら、エイミングできると思うから、この技術で何とかできるところだと思うんだけど・・・」

「問題は、シャロかなぁ」

「ガイドさんだから射撃できなさそう」

「できますよ!昔、弓道やったことあるから」

数記は、記憶の底から引っ張りだして、

「確か、的に当てるだけで良かったんじゃなかったっけ?」

と言い放った。

「だ、大丈夫ですよ」

「不安だけど、まず俺からやるか」

この射撃テストは意外と、難しいのか・・・

Tobecontimued...

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