第18話 河童

次に数記たちは、だるまの妖怪のところに行った。

「かわいい!」

七月は、眼を輝かせていた。

「じゃ、クイズやるぞ。早くしないと次のアトラクションできなくなるぞ」

「わかってるって」

何気ないやり取りをしながら、クイズに答え、見事正解した。

「やったー!」

「おめでとうございます!」

やはり、シャーロットの影は薄い。

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最後の般若はなかなか見つからず、10分程度歩きまわり、やっとサテライトを見つけた。

「ふぅ。やっと見つかった」

ろうそく屋の建物の中にあるため、すごく探しづらかった。

しかし、問題自体は意外と解きやすく、正解した。

残すは、河童のみだ。と、思った途端、

「シャーロットがいない」

「え!?」

シャーロットが何処かに行ってしまった。

この世界では、携帯電話なんて便利なものは存在しない。

「どこいったんだよ。ここ広いから、迷子になると困るんだよ」

このナンジャラタウンは、二階建てのため、すごく広い。

だから、はぐれてしまうと、探すのは非常に面倒なのだ。

「わたし、ここにいますよ」

「「嘘!?」」

更に影が薄くなっていた。

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河童の前に、地蔵のところに行き評価をしてもらう。

そうしたら、地蔵が話しかけてきた。

「貴様ら、例の村を消した連中か?」

「そうですけど」

シャーロットは何気なく応える。

「なら、次の河童には必ず勝利せよ。貴様らの欲しい情報を吐いてくれるやもしれんぞ」

数記の予想はあたっていた。

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数記たちは、作戦会議を少し行った。

「とりあえず、半分運だ。だから、わかる問題は確実に正解しよう」

「あと、このクイズは、負けると、椅子が下がるぞ。七月、チビるなよ」

「チビんないってば!」

意地を張る七月は少し可愛かった。

「じゃ、行くぞ。早押しだから、わかんなかったらとりあえず、どっちか押せよ」

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「貴様ら、死に来たガッパ?」

テンプレートなセリフを吐かれた後に、直ぐ問題は始まった。

最初の3問は連続正解したが、そのあとは、正解したりしなかったりだったが、なんとか10問以上正解して、A評価を取れた。

「よ、よくやったガッパ。子猫は返してやるガッパ」

このテンプレセリフを吐いたあと、いきなり眼のライトが消えて、こう言ってきた。

「お前らに、良いことを教えてやるガッパ。ナンジャーバードの街巡りアトラクションをやるガッパ。世界の謎が明らかになるガッパ」

この情報を元に、数記たちは、ゴースト通りを通り、ナンジャーバードに向かった。

Tobecontinued...

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