第14話 袋
シャーロットは袋の説明を始めた。
「袋は、ここから、500Mほど離れた、Lv20の都市です。なんでも集まる街です」
「その割には、Lvが低いのな」
「確か七不思議の一つですよ」
その時、数記が話を遮ろうと、
「時間やばくねぇか」
と言った。
「そろそろ、チェックインしないとヤバイかもですね?」
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そんなこんなで、カプセルホテルに泊まることになったが、
「お金がもったいないので、七月以外は一番安い部屋で」
と、経費削減をした。
「とりあえず、朝ロビー集合で」
「じゃあな、七月。また明日」
「み、見送らなくていいんだけど!」
なぜか、七月は逆ギレした。
しかし、シャーロットと数記は、隣同士のカプセルだったので、眠くなるまでこんなことを話していた。
「お金足りなくなんないのか?」
「大丈夫です。銀行口座から、引き出せるようにお願いをしておいたので」
「でも、そんなにお金使うのか?」
「備えあれば憂いなしですよ?」
「ま、まあな」
こんな風な話を小一時間ほどしていた。
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「おはよ。七月」
「おはよう」
「酸素カプセルはどうでした?」
「なんかすごいよく眠れた!」
「それは良かったです」
「わざわざ、高いところに泊まったのは酸素カプセル目当てってことか」
「はい!」
はっきりと、シャーロットは告げた。
「とりあえず、袋に向かいましょう」
「ですね」
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いってみると、ほぼ現在と同じような感じだった。
「なんだか細かいところまで同じですね」
「とりあえず、ナンジャラタウンまで行ってみよう」
「何かありそうですしね」
これまでの街の意図を鑑みると、昔のものが好きだということが考えられる。
なので、ナンジャラタウンはこの世界の謎に迫れる可能性があるということになる。
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そんなこんなで歩いていると、
「AMLUXじゃねぇか!」
「そういわれてみれば、なんか見たことあるかも」
「近くに東京ハンズもある!」
「すぐ近くに、サンシャインがあるので、あと5分ほどですよ」
「行くか」
しかし、彼らは知らなかった。
これが、次の謎の始まりだということを・・・
Tobecontinued...
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