第13話 謎の時代先送り

「あーきばはらー!!」

「もしかして、シャーロットってさ、今をときめく読者モデルだったりして」

「違います!!」

「とりあえず、着いたみたいだがこれからどうするか?」

「とりあえず、あの大きい建物から行ってみましょう」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「これ、俺がこの世界に来た時のソ◯マップじゃねぇか」

「あ、兄がここいったって結構前言ってた気がする」

「あと、七月ってこの世界に来てから一年経つんだよな」

「うん」

「兄の心配はないのか」

「わかんない。どうせ、女の子とイチャイチャしてると思うよ」

「そんなに不信感抱いてるんですね」

「あいつなんか私のことなんかどうだって良いって思ってるよ」

「今頃、兄ちゃんが必死にお前のことを探していたりしてな」

「いや、失踪してから一年経ってるからもう諦めてんじゃない?」

「それもそうかもな」

数記は、心配はあまりしないが、少し心配をした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中に入ると、ソ◯マップだった。

そして、パソコンがいっぱい置いてあった。

「3Fのパソコンフロアか」

「というか、売り場広くなってない?」

「そう言われてみれば」

「建物も変わったからじゃないか?」

「でも、マッグはあるんですね」

「マッグのハンバーガーは世界一ぃ!って広告にあるほどですね」

でも、太りやすさ世界一でもある。

「やだー!ふとりたくなーい!!」

「七月、駄々こねなくて良いんだぞ?」

「わかってるって」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「シャロ、質問」

「はい、何でしょう?」

「何でこの世界には、テレビがないんだ?」

「テレビ?あの黒い箱の中に人が入ってるやつですか?」

「もうこれ知らないやつだから良いや」

「情弱か。というかないのか」

「代わりに、HVはありますよ」

「ハイビジョンのことか?」

「いいえ。ホログラムビジョンのことです。たまに向こう側の世界から、映像作品を持ってきて垂れ流したりしてます」

そんな形でテレビが存在したのかと、数記は心の中ですごいと感心した。

「あと、インターネットに接続できるのは、パソコンだけです」

「発達してるところと、してないところがあるのか」

「だから、この世界は、現実世界から来た人がおかしいと言ってるのか」

「でも、一年もすれば慣れるけどね」

「そうなんだ」

やっぱり、この世界には、現実世界との相違点が多すぎる。

TVがHVだったり、携帯電話が無かったりする。

しかし、この世界にきてまだ一ヶ月も経っていないので、そろそろ数記の脳も限界を迎え、

「今日はカプセルホテルに泊まる?俺疲れた」

と弱音を吐いた。

そう言うと、いきなり七月が、

「私も、そろそろ回復しないと、リペアなんてあんな高等魔法持ってませんし」

すごい魔法の名前を言った。

「劇場で神の恵みを(ry」

「そんなことしても絶対リペアなんて、手に入りません!」

結構強い口調で、シャーロットは数記に言った。

「まあ、そうだな。映画館なんてこの世界ないよな?」

「いえ、袋にはあります」

「さすが、袋!って、どこ?」

Tobecontinued...

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る