第861話 『ピアノ協奏曲変ホ長調 K.482』 モーツアルト

 1785年12月16日製造。


 ちょうど、この年から『フィガロの結婚』を書き始めています。


 ニ短調のピアノ協奏曲K.466が、ちょっと、当時にあっては、異色の作品で判りにくかったのか、少し人気に陰りがでたらしく(もちろん、音楽自体は、すっごい作品なんですが、人気が出ないとチケットとか売れなくなる。売れる音楽は、多少内容を聴衆に合わせなくては・・・・・。)


 そこで、派手な側面と、内容の深さを両立させよとするような作品として、この曲が登場。


 実際、華やかな側面と、じゅわじゅわで奥の深い面が、ミックスされています。


 第2楽章は、変奏曲ですが、ここは、たいへんに、じゅわじゅわ。


 初演時もアンコールされたくらい、人気になったようです。


 なんだ、みんな、わかってるじゃん。


 第3楽章の主題は、いかにもモー先生という、飛び跳ねるような音型。


 映画『アマデウス』でも、たしか、登場したような。


 しかし、次の主題は、かなりじゅわじゅわで、たいへ魅力的。


 翌年には、あの! 『イ長調 K.488』が登場します。


 なるほど、そこにつながるのかあ! 


 と、勝手に納得しております。




 ************ うつ  🍷  うつ ************ 

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