第846話 『思い出』 ドルドラ
やましんが聴いているのは、昭和37年に筑摩書房から発売された、フォノシート付の雑誌(本?)です。
ヴァイオリンのソロは、外山滋さまです。ピアノは池本純子さま。
当時、380円でした。
そのちょっと後ころの、人気マンガやドラマのフォノシートが、いま手元にあるものをみると、大方、280円です。
やましんのお小遣いが、5円~10円だった頃です。
この『世界音楽全集』の第16巻は、フォノシートが4枚入っていますが、片面のみです。
しかし、片面だけの方が、音は良いようで、今聞いても、けっして悪い音ではないし、外山滋さま(1935~2014)は、昭和10年生まれの、若手の名手でした。
で、フランティシェク・ドルドラ先生(1868~1944)は、チェコスロヴァキアのモラヴィア地方のお生まれで、ヴァイオリニスト兼作曲家です。
かなりたくさんの作品があるようですが、クライスラー先生ほどには知られておらず、半世紀以上経ったいまも、状況はほとんど変わっていないようで、この作品で、もっぱら知られています。あと、『セレナーデイ長調』が知られます。
協奏曲作品や、オペレッタもあるようなので、聞いて見たいところではあります。
いやあ、ほんと、懐かしいなあ、という音楽です。
懐かしいと言うこと自体が、すでに、古いのかもしれないですが。
なんとも言えない、ほのかな、ウィーンの香りがあります。(シューベルトさまのお墓の前を電車で通っていて、旋律を思いついたんだとか。)
テレビで、空港などでインタヴューを受けている方などは、よく、海外に仕事で行かれるようなお話が出ますが(そりゃそうだろう。)、最近は、どこも出入りしにくくて、大変でしょう。
ウイーンも、パリも、お金があれば、わりと簡単に行けるようにはなったけど、また、冬場には、いくらかお安い旅行プランとかもあったものですが、慣れてない年寄りは、凍死するかも。(やましんは、そうだと思われます。)
************ うつ 🛫 うつ *************
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