第845話 『ワルツ集』 ショパン


 さて、いよいよ(てのは、変ですね。)、ショパン先生のワルツです。


 ただし、のっけからすみませんが、ショパン先生のワルツが、正式に何曲あるのか、ちょっとわかりません。


 出版されていない曲をふくめると、20曲以上あるようです。


 そこで、手元にあるCDを見てみれば、ルービンシュタイン先生のちょっと古い録音は、14曲入っています。これは、作品番号のある13曲と、ホ短調の遺作が演奏されています。


 日本のポニーキャニオンから出たピアノ曲全集では、19曲あります。


 ポーランドショパン協会から出た、かなり、内容が深いシリーズでは、どうやら、18曲あるみたい。ここでは、ショパン先生が生きていた時代の楽器で演奏されていますが、まだ、開封したばかり。


 むかし、キープから出ていたピアノ曲全集では、18曲。


 ブリリアントの作品全集では、19曲。


 本家ワルシャワショパン協会の国家的事業だった作品全集LPの日本盤では、19曲。(CDもありました。これには、今はショパンさまの作品ではないとされる、フルートの変奏曲も入っています。)


 楽譜には、パデレフスキ版、ヘレン版というのがありますが、やましんは、そこは、守備範囲外であります。

 

 さて、で、ワルツと言えば、ウインナワルツときますが、ショパン先生は、母国を離れたあと、ウイーンに向かいました。


 しかし、ランナーさまのワルツとかは、お気に入らなかったらしいです。


 芸術には思えなかったのかも。


 それでも、なぜか、こうして、ピアノのためのワルツが残されたのは、さて、なぜなのかは、これまた、やましんは、守備範囲外です。


 たいがいは、最初に出てくるのが、第1番変ホ長調作品18です。


 これは、ショパン先生のワルツの代名詞みたいな作品で、少しでも音楽に興味がある方ならば、まず知らないことはなさそうな超有名曲です。


 1833年の作品。


 『華麗なる大円舞曲』とされますが、同じ呼び方の曲は、どうやら、4曲あるぞ。


 第3番は、同じ呼び方の曲ですが、イ短調で、かなり、うっとうしいような、じゅわじゅわなワルツ。ひとりで、やけ酒になりそうな。


 第5番は、名曲として名高いですが、大衆的というより、非常に高貴な作品。


 第6番は、もちろん、『子犬のワルツ』です。


 ジョルジュ・サンドさまのワンちゃんが、自分のしっぽを、追いかけているんだ、と、伝わってきた作品。


 ワルツになるところが、おもしろいです。


 次の第7番は、またまた、超有名曲。


 フルートに編曲された楽譜もありましたが、上昇音階がとっても難しい。


 ワルツ集の中では、一番お好きなかたも多いのでは?


 第8番も、名曲。かなり、転調するので、そこが趣深いかんじ。


 第9番は、これまた、名曲。(全部名曲じゃないですかあ。)『別れのワルツ』と呼ばれます。これは、なかなか、じゅわじゅわ。


 半音階で軽くあがるところなんかも、ため息が出そう。


 これは、結婚しそうにまでなったけど、ならなかったヴォジンスカさまという方に贈られたよしです。


 第10番は、ロ短調。傑作ですが、出版されたのは、亡くなったあと。


 次の11番も有名曲。これは、まあ、楽しい音楽ですが、中間で、ちょっと、シューベルト先生を思わせるので、やましんには、すごく、印象的。


 12番も、良いですなあ。なんだか、ちょっとだけ、おセンチになるのがたまらない。 


 第13番は、学生時代の恋が関係しているらしいですが、やましんには、学生時代の恋は、内緒なのがひとつあるだけですが、まったくの片思いです。


 ちょっと、疲れたので、飛ばして、第18番イ短調が良いです。


 この、孤独感はなんだろう。


 しかし、短くて、なんだか、少しお疲れぎみだったのかしら。


 第19番は、ワルツとはされていないけど、ワルツに入ってるんだとか。


 ここで、このCDは、すぱ、と、終わります。


 第2番さんが無視されたかな。もちろん、これも、名高い名曲であります。


 ノーブルな旋律、感動的な音楽の発展。


 じゅわじゅわなのは、もちろんですが、この曲も、中間で、シューベルト先生に近い雰囲気が、ちらっと出る作品のひとつ。


 第4番さんも、飛んだかな。


 『猫のワルツ』とも言われる、楽しい作品ですが、にゃんこが、鍵盤の上を飛び跳ねた、らしいとか。


 もともと、まとめて聞く必要はないかと、思いますが、久しぶりに聴いて、ほんと、むかしが、懐かしかったです。苦しくもあったけど。


 もう少し良い未来になるはずだったけれど、まあ、仕方ないです。努力不足。



・・・・・・・うつ  😭 😭 うつ・・・・・・・・・・


 


 


 


 




 


 


 


 

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