第781話 『エリア 作品70』 メンデルスゾーン

 なんだか、これも、再放送みたいな気もしますが、確認もしていない、だめな、やましんであります。


 ヘンデル先生の『メサイア』、ハイドン先生の『天地創造』や『四季』とならぶ、オラトリオといわれる分野の傑作。


 『エリヤ』と書いてる場合もあるかも。


 もともと、聖書の世界で、内容的には宗教的なお話しでありますから、乗れない方もあるかとは思いますが、音楽自体はたいへん素晴らしいし、なかなか、面白いです。


 メンデルスゾーン先生(1809~1847)は、大バッハさまの『マタイ受難曲』の復活をはかったことが、大きな業績のひとつと言われます。


 だいぶん、ロマン派的に手を加えている、と、言われますが、そのメンデルスゾーン版の『マタイ』のCDも出ていましたから、聴いてみて、確かめることも、たぶん、可能です。


 メンデルスゾーン先生の前には、モーツァルト先生が、ヘンデル先生の『メサイア』の編曲版を作っておりました。これも、録音がありました。


 『メサイア』の編曲版には、近代のフル・オーケストラを使った、グーセンス版とか、ものすごいのもありました。


 建築から爆弾まで、とにかく、でっかいものが、重要視された時代でありました。


 脱線しましたが、てなわけで、バロック時代の音楽も深く研究していたメンデルスゾーン先生ですから、この作品にも、ちょっと、マタイのコラールの余韻があるような気もします。

 

 一方、バッハ先生より、内容的には、ヘンデル先生寄りですし、シューマン先生の『ファウストの情景』なんかを思わせるところは、同世代のお友達同士、でありますから、それこそ、当然かも。


 メンデルスゾーン先生の方が、ちょっと、おだしが甘口かな。


 しかし、メンデルスゾーンさまは、なにせ、指揮者でもありましたから、管弦楽の扱いは得意で、しかも、宗教的なものから世俗的なものまで、合唱音楽もお得意で、実際に、かなりの数の合唱作品があるようなのですが、日本では、合唱団に関わったかた以外には、あまり、馴染みはないかもしれないです。特に、宗教音楽は。


 で、この作品、2時間くらいかかるので、どうぞ、気楽においでください。


 とは、言いにくいですが、機会があれば、ちょっと、聴いてみてくださいませ。


 かみごたえは、いくらかありますが、含まれるお味は、たいしたものです。


 第2部の最初、第21曲など、泣けます。


 そのあとの合唱は、感動的。


 こうした作品を聴きますと、メンデルスゾーン先生、やはり、大作曲家さんだなあ、と、再認識したりいたします。


 1846年、イギリスで初演。

 

 イギリスでは、すでに鉄道時代真っ盛りになってきておりました。


 



・・・・・・・・・・うつ  😞💨 うつ・・・・・・・・・・


 


 


 

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