第780話 『ピアノ・ソナタ第21番ハ長調作品53』&『アンダンテ・ファボリWoO57』 ベートーベン

 ピアノソナタ第21番は、『ワルトシュタイン・ソナタ』と呼ばれる、ベートーベン先生中期の傑作です。


 1803年から、1804年にかけて作曲されたとのこと。


 やましんが、いま、聴いてるCDは、ワルター・ギーゼキングさま(1895~1956)が、1938年に録音したもの。


 ギーゼキングさまは、後年に再録音しているのですが、こちら、まだ、お若い時代の演奏は、かなり、凄まじいです。


 ばく進する、ベートーベン先生です。


 もしかしたら、ベートーベン先生も、こんな演奏してたのかも。

 

 時代から言えば、ギーゼキングさまは、ベートーベン先生の時代にぐっと近い時期にお生まれですし。(ベートーベン先生は1827年に、亡くなりました。)


 とはいえ、作曲されて、もう、100年ちょっと経った時期の演奏です。


 でも、音は、すでに、ずいぶん良くなっていて、十分観賞できる音です。


 第1楽章は、あたまから、どどどどどどどど〰️〰️❗と、きます。


 ベートーベン先生が、聴力の問題を抱えながらも、そこを、乗り越えて行った時期の作品と考えられてきているわけで、『うつうつ』に入れてしまうのは、いささか失礼かも。


 でも、『うきうき』でもないぞ。


 やましんごときが、書くことではないですが、この作品のちょっとしたポイントは、第2楽章です。


 現在は、雄大な二つの楽章に挟まれた、いささか、不可思議な謎のある、わりと短かい幻想的な楽章が置かれていますが、もともと、いまは『アンダンテ・ファボリ』という題名で、独立している曲が、さらに入る予定だったようです。


 音楽としての、魅力は、『アンダンテ・ファボリ』のほうがあるかも。


 ただ、長くなりすぎる、と、友人から言われて、珍しく(?)同意したようです。


 たしかに、魅力ありすぎで、焦点がちょっと、ぶれる(最近の流行語)かもしれませんが、ためしに、入れて聴いてみてはいかが?


 シューベルト先生なら、外さなかったかも。


 大変に、魅力的なだけに(ベートーベン先生自身が、『ファボリ』(お気に入り)と、わざわざあとから付け足したらしいので)、もったいないかも。


 この『アンダンテ・ファボリ』は、なかなか、癒し効果高し。(個人差あります。WoOは、作品番号が付いてない作品のこと。)




・・・・・・・・・・うつ  😂 うつ ・・・・・・・・・・

 


 


 

 

 

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