第756話 『ヴァイオリン協奏曲作品14』 バーバー
日本人は、たしかに、不可思議な存在かもしれないなあ。
と、思います。
さきの、戦争が(年よりは、そう、言うのです。)かなり大きなインパクトになっている。
連合国、なかんずくアメリカ合衆国の意向が大きい。
なるほど。
でも、やましんは、あまり、幅広いことを考えてるのではなくて、クラシック音楽う〰️〰️〰️〰️、と、いう、しかも、マニアックなプロの世界ではない、アマチュアの小さな眼から見てのお話しです。
アメリカ合衆国の作曲家や音楽家は、ヨーロッパの方に比べて、日本では、損してるのではないかしら。
科学技術や、軍事力、金儲けでは、トップだけれど、芸術は、ヨーロッパに及ばない。
某大統領からも、芸術の自慢話が出るのは、聞いた気がしない。(たんに、聞いてないだけかも。)
これは、イメージなのか、ある程度真実なのかしら。
確かに、アメリカ合衆国という国には、まとまった、古代神話があるわけではないかもしれないし(先住民には、それぞれ、素晴らしい文化がたぶんあるけれど。)、文化、芸術の多くは、ヨーロッパそのほかから持ってきたものが多いのでありましょう。
それは、特徴で、あるかもしれない。
新しい国ですから。
なんとなく、日本人は、西洋文化や芸術を学ぼうとすると、やはり、アメリカ合衆国は飛ばして、ヨーロッパに目が向き易い気がします。
しかし、そうは言っても、それなりの時間が過ぎました。
アメリカ合衆国の作曲家にも、目をむけなければ。
と、思いながらも、なかなか、専門家とマニアなかたは常に別として、手が延びないような気がいたします。
アメリカ合衆国の作曲家さまのなかでも、サミュエル・バーバー先生(1910~1981)は、もちろん、大物です。
現代を生きた作曲家さまとしては、ロマンティシズムに本領があり、アマチュアにも聴きやすく、親しみやすい作曲家さまです。
この、ヴァイオリン協奏曲は、1939年に書かれ、その後、いくらか改訂され、現在使われるのは、1949年バージョンとのことであります。
第1楽章冒頭、にゃんこちゃんの胴体を、もみもみしているような感覚の、にゃんとも柔らかな肌触りが素晴らしいです。
もう、手放したくない。
多少、高揚する場面もありますが、第1楽章全体が、とっても、おしゃれで、気持ちよい。
第2楽章の始まりは、すごく、じゅわじゅわで、いなかの、夕方みたいな、さわやかで、すこし、愁いがあって、懐かしい。
高いところを、静かにさ迷うヴァイオリンが、良い!
どこかで、お寺の鐘がなる。(いや、それはちがうだろ。)
第3楽章の、叩きつけるリズムは、フルート吹きからすると、ちょっと、イベール先生の、フルート協奏曲のイメージがしますが、短いけど、すっぱりとした音楽です。
やましんが、聴いておりますのは、アン・アキコ・マイヤースさまのソロ。
・・・・・・・・・・うつ ⛪ うつ・・・・・・・・・・
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