第755話 『ピアノ三重奏曲イ短調』 ラヴェル
ラヴェル先生(1875~1937)が、1914年、戦争が沸き上がる中書き上げた、まさしく奇跡的な傑作です。
ラヴェル先生は、このあと、召集され、かなり、危険な任務に就いていたようですし、体を壊して手術となり、それ以降は、こうした天から舞い降りてくるような作風からは、わりと、クールな作風に、変わっていったようです。
4楽章形式の、かなり大作。
しかし、第1楽章冒頭の、なんとも言い難い、淡い哀愁に満ちた主題から始まり、最後、まるで天国にぐるぐると競いあうように登ってゆくドラゴンみたいな終結まで、霊感に満ちた音楽が繰り広げられるのであります。
これは、まあ、すごい作品であります。
ラヴェル先生だけの天才が、大爆発したような、傑作。
もし、戦争がなかったら、やはり、音楽の歴史はかなり違ったに違いありません。
・・・・・・・・・うつ 🤯 うつ・・・・・・・・・
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