第699話 『花の街』 團 伊久磨

 團 伊久磨さま(1924~2001)は、もちろん日本を代表する作曲家さま。


 歌劇『夕鶴』は、日本製の歌劇では、ほとんど唯一、世界に通じている作品。


 交響曲が6曲(7番目は、未完成。)


 やましんは、たぶん最後のオペラ『健 TAKERU』(1997年)の公演準備に超繁忙な時期の、團さまの公開対談を、横浜で聞きました。


 まったく、お元気な感じだったのでありますが、2001年滞在先の中国で急死なさいました。


 童謡では、『おつかいありさん』『ぞうさん』『やぎさんゆうびん』などの傑作があります。


 こちらは、1947年の作品。


 戦後日本を代表する、歌曲、合唱曲として、なくてはならないお歌であります。


 こんなに、さわやかで、明るいのに、なぜだか、背筋がぞくっとくるような感動をもたらすお歌は、日本には、他にちょっとないように思います。


 ときに、作詞は、江間章子さまでありますが、やましんが小学生時代から使っていた、大切な楽譜集でも、歌詞の一部が、間違っているようです。


 その間違っている方が、かなり広がっているようです。


 歌う時は、ちょっと、事前に調べておくことが必要かと。余計なお世話かもです。


 そもそも、やましんの楽譜は、『花の町』になってる。


 子供向けだから、甘くみたのかな?


 また、一番の歌詞では、『春よ春よと かけていったよ』 とあるのは間違いで、


『歌いながら かけていったよ』が正しいとのこと。


 作曲者が『団』となってるのも、正しくない。


 たぶん、これは、小学生向けの本だから、だったのでしょう。(ちなみに、学研さまのごほんです。『原色学習図解百科第9巻の付録楽譜。1968年。やましんの、お歌に関する情報のかなりの部分は、ここから来ております。はい。)


 とはいえ、誤字脱字は、日常茶飯事のやましんゆえ、まったく、えらそには、言えません。はい。(えらそうに、じゃなく、えらそに、とかするのは、やましん語。)


 しかし、それは、ともかく、戦後、日本歌曲の最高傑作のひとつ。(ほかはなに?なんて聞かないでくださいね。)





********** うつ  🌷 🌸 🌼 うつ **********



 

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る