第700話 『浄められた夜』 シェーンベルク

 現代音楽の、『作品第1番』、みたいなイメージがある、歴史的作品。


 1899年の作曲。


 実際は、この曲は、作品4であります。


 本来は、弦楽6重奏曲であります。


 室内楽版交響詩。みたいな感じがある、表題音楽なんですが、デーメルさまという方の、『浄夜』による音楽。


 この、詩の内容が、まあ、やましんには無縁みたいなのが、残念、いや、なかなか、難しい。


 男女が二人で語らっている。


 女性は、自分は妊娠したけど、あなたの子供ではないと、告白。


 男性は、ふたりの子供として育てようと。


 う〰️〰️〰️〰️ん。


 なんだか、昼ドラみたいなかんじか。


 やましんは、朝ドラも、昼ドラも、夜ドラも、まず、見ることはありません。


 最後に、一生懸命見たのは、『おはなはん』だったような。


 もちろん、ちら、っと見ることはありますよ。


 あれは、すごいせかいです。


 15分のなかで、必ず、何かが起こる。


 あり得ないです。


 昼ドラのなかには、かなり、過激なお話しもあったような。(あんた、見てるんじゃないの? いえいえ、ちら、ですから。)


 夜の、二時間ドラマなんかも、ちゃんと、業界のお約束があるようですが、あんなに、殺人事件ばかりあったら、たまりません。


 ちょっと、やはり、過激なシーンも、あったり。

 

 やましんは、そこで、見るの止めます。(ま、やめないこともある。あまりに、面白い場合とか。)


 そこで、この曲の場合も、詩の内容にこだわる必要もない、というご意見もあるのですが、こと、この、作品に関しては、そこんところが、非常に、重要であるような、気がいたします。


 発表当時は、その内容が、いささか、問題視された側面も、あったようです。


 しかし、この、あまりに、美しすぎる音楽の背景は、スルー出来ないのだと、思います。

  

 もっとも、デーメルさまの作品が、あくまで、フィクションなのか?


 なんらかの、背景があるのか、やましんにはわかりません。


 しかし、破滅ではなく、救済を求めているところは、見逃すべきではありますまい。


 日本の場合は、かけおち、とかは、なんだか、悲劇にしたがるような。


 ゲーテさまの、『ファウスト』でありますが、伝統的なファウスト伝説(民衆本とか。)や、新しく光を当て直した、マーローさまの戯曲でも、ファウスト先生は、地獄に落とされていました。


 ゲーテ先生も、最初は、落とす考えだったらしいですが、最終的には、救済の道を選びました。


 『私たちは、だれであれ、努力してやまない人を、救うことができます。』


 天使さんたちは、そう、言います。


 かならず、救うとは、言わない。


 しかし、努力しなければ、救われる余地はない。


 とも、取れますが。


 これが、新しい市民社会の、テーマになったわけです。


 身分制社会の中では、まあ、秀吉さんみたいな例外はあっても、まず、身分の枠からは出られない。


 シェーンベルク先生は、このさき、調性のない音楽の開発に邁進しましたが、お弟子さんには、古典的な音楽の勉強は、必須としていたとか。


 基礎がなければ、なにも、壊せないですし。


 やましんには、社会の基礎が、ないのです。


 いやあ、701回目で、700話です。途中で、間違えて、『第317の2話』、というのが、入っておりました。


 同じ番号をふっていたので、そうしたのでしょう。


 『小さなお話し』シリーズは、一応、いやあ、限界だなあ、と、思いまして、本日、終了にいたしましたが、こちらは、最後まで、やめないつもりに、なっております。たしかに、音楽自体は無限にちかくありますから。(よそで、やっております、『新小さなお話し』は、スタンスがまったく違うので、一応、継続です。)


 ただ、『うきうき』とか、『うるうる』は、停止中です。


 あす、また、検査。


 結果見て考えれば、オーケー。あ、コロナではありません。





・・・・・・・・・うつ  abc 🎵

うつ  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 


 


 


 

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