第694話 『深き縁より〰️〰️バヤンのための』 グバイドゥリーナ

 ソフィア・グバイドゥリーナさま(1931~  )は、たぶん、にどめの登場。


 タタール自治共和国の生まれ。


 ソヴィエト内で活躍したあと、ペレストロイカが始まると、ドイツに移住。


 作品のありかたは、やましんには解析不能なものですが、やはり、多くの現代作曲家さまと同様なのかどうかはわかりませんが、21世紀以降、いくらか伝統的な音のありかたに回帰しているとも。


 しかし、難しい理屈は考えないと決めて、じんわり聞いておりましたら、これが、なかなか、じゅわじゅわに、良いと思います。


 バヤンは、もともと、ウクライナの民族音楽に使われていたものが、超進化して、クラシック音楽に進出してきた、アコーディオン。


 『深き縁より』は、おそらく、バビロン捕囚期に作られたらしい、詩編。




 深き縁より、あなたに、さけぶ。


 主よ、主よ、私の声をお聞きください。



 と、歌います。


 ラランド(ド ラランド)さまの、悲痛な音楽が忘れられないな。


 モーツァルト先生の偽作とされたやましんの大好きな作品もあります。(実際は、ロイターさまというかたの作品とか。K.93)

)


 でも、これは、器楽曲なので、言葉は付いておりません。


 1978年の、作品。


 なんだか、ごりごりとした、かなり、苦しんでるような姿から始まり、だんだん、不可思議な、さまざまな、色に包まれて行く、多次元世界のような(それは、見えないだろ‼️)音楽になります。


 なんだか、いろんな印象が錯綜する音楽世界なんですが、聴きようによっては、蒸気機関車みたいだったり、シベリウス先生の『タピオラ』みたいだったりも。


 やましんは、実際、かなり、『タピオラ』を意識してるんじゃないかなあ………


 と、勝手に感じたりもしていますが、根拠は、ありません。




・・・・・・・・・うつ  🆘❗  うつ・・・・・・・・


 


 


 




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