第669話 『交響曲第1番ヘ短調作品7』 アルヴェーン

 アルヴェーン先生(1872~1960)は、けっこう、長生きされましたので、ご自身の指揮による録音もかなり残っておりますし、その、CDもありました。


 この方も、やましんが生まれたころは、まだ、ご健在だった方であります。


 交響曲は、5つありますが、こちらが、第1番さんであります。


 初演は、1897年であります。


 まだ、20歳代の作品ですね。


 シベリウスさまの第1交響曲は、1899年でありますから、その少し前。


 カール・ニルセンさまの第1番は、1890年から92年にかけてなので、そこからは、いくらかあと。


 ま、このお二人は、1865年生まれですから。


 シベリウスさまは、交響曲に関しては、慎重であり、ちょっと、遅咲きであります。


 マーラーさまの第1交響曲が、現行バージョンになったのが、1896年ということですから、ちょうどその時期です。


 スッゴい交響曲が、相次いで生まれた、交響曲というジャンルが、最後の輝きに包まれた時代です。


 現代では、作曲家さまには、あまり、人気がないジャンルであるようです。


 第1楽章は、おどろおどろしい前奏がありまして、どうなるんだ、これはあ❗


 と、思いますが、主部に至りますと、おわ、これは、スウェーデンの音楽だあ、と、思います。


 まあ、これは、やましんごときには、理屈では言えないのですが、50年ほど、北欧の音楽にお付き合いしておりますと、たしかに、そういう、雰囲気だなあ、と、いうくらいは、かんじるのです。


 あいまいみーまいですが。


 第2楽章が、良い雰囲気の、じゅわじゅわな音楽。


 ボー、と、聴いていると、たいへんに良いです。


 さいご、あっさり終わるのも、むしろ、良い感じ。


 第3楽章は、さらに、良くできた音楽で、アルヴェーン先生は、こうした舞曲風な音楽は上手です。


 さすがは、名高い『スウェーデン狂詩曲』の作者さま。(第1番が一番名高いです。これは、日本でも有名な音楽であります。)


 中間あたりは、いささか、うつうつで、しかも、さわやかな、音楽。(矛盾してるようですが、そうなんですよお。)


 終楽章は、あたまから、どん、と、始まりますが、こちらは、やはり、北欧的な雰囲気が主体な、やましん好きする良い音楽だ。


 アルヴェーン先生は、管弦楽の扱いが、お若い時代から上手だったようであります。


 なかなか、良い音がいたします。


 ラスト、たいへんに、すっきりさわやか、カッコ良く終わります。


 一本ぜおい〰️〰️、という感じもあり。


 ここだけでも、アルヴェーン先生、恐るべし。


 どうぞ、アルヴェーン先生の、交響曲をよろしくお願いいたします。


 ぼちぼちと、全曲、取り上げてまいりましょう。





・・・・・・うつ  🏔️ 🏔️ 🏔️ うつ・・・・・・・・・


 



 


 


 

 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る