第569話 『ヴァイオリン協奏曲第2番』 バルトーク

 前述の、『第1番』が、世の中に現れるまでは、バルトーク先生のヴァイオリン協奏曲と言えば、この曲でした。


 初演されたのは、1939年3月23日。


 独奏は、セーケイさまで、指揮はメンゲルベルクさまでありましたそうな。


 なんと、この、世界初演の様子は、録音されておりました。


 やや、古風な独特のデザインの、フンガロトン・レーベルのレコードで、1971年に、発売されたよし。

 

 やましん、ちゅうこやさんで見つけて、買った覚えがあります。


 また、メニューインさまが、お好きだったのか、公式な世界初録音した上に、生涯4回も録音したそうです。


 メニューイン先生だから、可能だったとも、言えるのでありましょう。


 第1番が、わりと珍しい2楽章構成なのに対して、こちらは、見た目は、伝統的な3楽章構成ですが、内容は、なかなか凝ったもので、第1楽章冒頭は、民族音楽的な、親しみ安い旋律からはじまりますが、それで、よしとはしないのが、ワールドワイドな視点が強いバルトーク先生ならでは。


 12音音楽に近いところまで、もって行きます。


 第2楽章は、なかなか、じゅわじゅわ、っぽいところもありますが、感情に走らないのも、バルトーク先生ならでは。


 冷静で、理論的で、客観的。


 にもかかわらず、面白いことも確か。


 第3楽章は、なかなか、カッコいい。


 20世紀に書かれた、ヴァイオリン協奏曲では、シベリウス先生、ショスタコーヴィチ先生の第1番、それから、プロコフィエフ先生のふたつのヴァイオリン協奏曲(やましん、プロコフィエフ先生は、ちょこっと苦手なので、どっちが良いかとかは、とりあえず、保留。プロコ先生の2番は、1935年の初演。)とか、ニルセン先生の作品、あたりと並ぶ傑作と見なされる作品。(やましんは、北欧好き❗)


 こらあ、おれのも、わたしのも、あるだろ❗と、おっしゃるかたは、かなり、いらっしゃると、思いますが。はい。




・・・・・・・・うつ  🎻 うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 


 

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