第562話 『前奏曲変ロ長調』 チュルリョーニス
ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニスさま(1875~1911)は、リトアニアの作曲家&画家さま。
シューベルト先生(1797~1828)よりちょっと上の、35歳までしか生きられなかった天才さま。
フィンランドの天才ミエルクさまは、1877年生まれで、1899年には亡くなってしまったので、ちょうど、チュルリョーニスさまの人生にすっぽりと、はまってしまいます。
ワルシャワ音楽院で学び、25歳でピアノ作品が出版され、失恋し、ライプチッヒに移り、勉強継続。
27歳から、絵画の学校に入学。
29歳で、ワルシャワ美術学校に入学。
31歳あたりから、絵画作品が注目されるも、33歳からうつ症状に陥る。
しかし、34歳で結婚。
35歳で療養所に入りながらも、長女誕生。
1911年、肺炎で亡くなる。
日本では、専門家とマニア以外には、あまり知られていない方でしたが、最近はCDなども発売になり、事情は変わってきたのかしら。
やましんが、社会から引っ込んでしまったので、そこらあたりは、なかなか、分かりません。
たまたま買った雑誌に付録のCDの、最初に入っていたのが、『ドゥルスキニンカイ・プレリュ-ド』(どういう意味かしら? リトアニアの南部に、そういう名前の温泉地・リゾ-ト地があるとか。それかな。確信なしです。)の中にあると言う、この曲。(もう、10年も前か・・・。まだ、一生懸命、やましんも働いておりました。 芸術新潮 2010年 10号)
なかなか、じゅじゅわです。
あえて言えば、フィンランドのピアノ作品に、近い雰囲気を持っております。
その雑誌に掲載されている絵画をみると、なかなか、実物でないと、絵画というものも、印象が違うことがある気がいたしますが、めるへんちっくであるとともに、中世的な世界や、いくらか中央アジア的な印象に、日本画みたいなタッチがまざっていたり、死神らしき姿があったり。ムンクさまに近いものがあったり。でも、すっごく、個性的。
やましん好きする『楽園』(1909年)は、なんだか、美しく、哀しくて、泣きそうです。
天才さまは、シベリウス先生みたいに、長生きする方もありますが、若死にする場合も多いものですが、これは、時代の制約も大きいでしょう。
抗生物質とかあったら、良くなったかもしれません。
今の医療なら、モーツアルト先生も、シューベルト先生も、もっと生きられたかもしれないですね。
シューマン先生も、もしかしたら、回復したかもしれません。
ミエルク様も、結核だったようですから、同様に、もっと生きられたかも。
そうしたら、フィンランドの交響曲の歴史も、変わったかもしれないな。
このあたりは、もちろん、どうしようもないですが、もし、パラレルワールドがあったら、違う経過も、あるかもしれませんね。
この、チュルリョーニス様も、そうです。
惜しい方です。
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