第493話 『ファゴット協奏曲《一角獣回路》』 吉松 隆
吉松隆さま(1953~ )は、やましんが直にお姿に接したことのある、数少ない大作曲家さまのおひとり。
あとは、團伊玖磨さまくらい。
もっとも、講演会ですから、あちらには、やましんごときがわかるはずもなし。
また、吉松さまは、日本を代表する、やましんの尊敬してやまない、シベリウス先生の大権威でもあります。(すっごく、お好きと見ました。はい。)
京都の祇園祭に登場する長刀鉾に描かれた、ユニコーンに触発された、とのことで、京都市交響楽団の委嘱作品。
1988年の作曲とのことであります。
詳しいことは、CDなどの解説を、どぞ。
『なんで、『回路』なのか?』
も、書いてあるかと思います。(吉松先生は、工学系の勉強していらっしゃったんですねぇ。)
3楽章形式の作品で、そこは、古典的な協奏曲のスタイルにそっております。
太鼓の響きが、日本的な雰囲気を付与することはたしかですが、とくに、あえて、見た目の日本的な、ということを、主眼にしているとは思えない、もっと広い視野がある協奏曲。
ただ、これは、言っちゃいけないのかもしれませんが、一部、シベリウスさまの、『トゥオネラの白鳥』をあえて意識したらしき雰囲気な部分もあります。(やましんの主観)
現代日本を代表する協奏曲のひとつだと思いますが、現代音楽の範疇では、しろとにも、聞きやすい、良い音楽です。傑作です。
・・・・・・・うつ 🕊️ 🕊️ うつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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