第351話 『ピアノ三重奏曲第2番』 ブラームス

 あ、あそこ、歩いてくるの、ブラームス先生じゃない?


 そうよ、そうよ、


 ぎょわあ〰️〰️こわそうだぜ〰️〰️


 来年、(1882年)50歳だとか


 は〰️〰️、人生、終盤だぜー。


 ま、あと、100年もしたら、倍はむりでも、3割り方長生きするのだ。


 へー。ときに、ブラームス先生の新しいピアノ三重奏曲、聞いた?


 いま、忙しいんだ。


 まあ、どうせ、女の子誘うのにね。


 いや、遠く離れた人‼️と、話せる機械を考えてる。


 そりゃたいへんだ。でも、第2楽章では、泣いちゃった。第1番みたく、感傷的って言うんじゃなくて、もっと、ストレートなんだ。グッと来たけど、長くはない。ストイックなんだ。


 なんだ、そりゃ。


 技士さんには、話しにくいな。よけいな修飾が取り払われて、中身だけになってる。だから、わりと、簡潔なんだけど、伝わるべきは、きちんと伝わる。


 回りくどくない?


 ま、そうよね。


 そうか?だんだん、ぐちっぽくなってないか?


 うーん、あたしは、そう、思わない。少なくとも、この曲は、第1番より、さっぱりしている。でも、確かに、やや、苦しい感じもあるな。


 いつまでも、一人だからだろ。


 そりゃ、ま、あのひとがいるから。


 ふ〰️〰️ん。

 なんでも、シューマンさんのお子さんのあとのほうのひとは、もしかして、ぶ…………


 こらこら、めったなこと、言うんじゃないずらもし。


 そら、何語? なんか、悲しいわ。




  ・・・・・・うつ  ♥️ うつ

・・・・・・・・・・・・・・・


 



 


 

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