第322話 『ピアノ五重奏曲 作品44』 シューマン

 シューマン先生の人気室内楽。


 華やかな部分と、うつ状態の部分が併存している、いかにも、シューマ先生らしい傑作であります。


 第1楽章は、わりと、快活な音楽ですが、第2楽章は、ちょと、救われようがない、うつ状態音楽で、ここから、なんらかの癒しを頂くのは、難しく、いっしょに、うつうつするのが、心地よいです。(なんだ、それは?)


 引っ掛かる感じのリズムが印象的で、やましんのハートの傷を、つんつんと、突き刺すのです。


 痛みは、時に、慰めにもなるのだ! 


 第3楽章は、おいかけっこ音楽で、大変面白い音楽です。


 ずっこけになりそうで、でも、転ばない。


 演奏者の、腕の見せ所でありましょう。


 終楽章は、うつうつと、快活さが、共存する音楽です。


 たいへん、素晴らしい!


 これをきかずしては、シューマ先生は語れない。


 たぶん。 


 1842年、室内楽の年の作品。




・・・・・・・・ うつ  😀 😂 😿 ・・・・・・・・・・・・

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