第265話 『古き歌によせて』 レスピーギ

 いやあ・・・これがまた、じゅわっとくる、良い『お歌』なんですねぇ。


 ただし、独唱部分は、どちらかというと、レシタティ-ヴォ(歌うように語る技法)みたいな雰囲気が強く、旋律はピアノさんが大方、握ってるような感じもありますが、どっちがいなくなってもうまくない。


 いくらか『メロドラマ』みたいな感じでもありますが、(音楽の上に、語り手がお話しを乗っけるやり方。歌手さんよりも、俳優さん向き。)もっと歌う感じで、これは歌手さんでないと出来ない。


 以前『うるうる』で取り上げさせていただきました、ブラガさまの『天使のセレナード』も、そうしたやり方が見られましたが、もと、徹底している感じ。


 で、実際、歌詞を見て見れば、これは、ダンヌッチオさま(たいへん扱いが難しい方のようなので、そのあたりはどうぞ、個別に・・・)の詩というよりは、劇的な”セリフ”なので、そりゃあまあ、こうなるよな。(これ以上の知識はやましんにはないです。)


 でも、これが、美しいお歌になってしまうところは、さっすが、イタリアか。


 ふだんのお話も、全部お歌になるんじゃないかと思う、それこそ、お歌の国。


 しかも、これは、けっこう、男女の間の、刺激的な内容です。




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