第248話 『ヴァイオリン・ソナタ嬰ハ短調』 タイユフェール

 ジェルメーヌ・タイユフェールさま(1892~1983)は、フランスの作曲家さん。


 いわゆる、フランス六人組といわれた中のおひとり。


 長生きされましたので、亡くなった1983年といえば、やましんもすでに就職したあとのことです。


 タイユフェールさま、お父様が大変暴力的なかたで、子供時代は、苦労が多かったようですが、パリの音楽院に入学し、才能を発揮。


 おとなしいだけ、という方でもなく、それなりに反逆精神も発揮していたらしいですが、やましんは、若い方はそのほうがよいと思ったりします。


 ただし、自分がいじめられるのは、楽しくないですが。


 まあ、素直でおとなしいのも美徳でしょうし、にっくたらしいのも才能のうちだろうとは思います。はい。


 アメリカ人の風刺画家さんに強烈にアタックされ、結婚してアメリカに渡ったけれど、帰国後その夫が凶暴化し、離婚。


 実は、大ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーさんに恋していたが、これはかなわないことであったとかで、このアメリカ人にツイていったらしいとか。


 しかし、チャップリンさんとの交友ができ、映画音楽の作曲を頼まれたが、チャップリン本人が書くのを薦め、援助したらしいとかも。


 で、つまり、この曲は、ティボーさまに献呈されたとのこと。


 おしゃれで近代フランス的な、なんとなあく、うっとおしい夕べの雰囲気が漂う『第1楽章』。


 ちょっと、ラヴェル先生風の感じもある粋な『第2楽章』。


 サティ先生風な、いくらか意地悪っぽい感覚もあるけれど、不思議な『じゅわじゅわ感』もある妖しい『第3楽章』


 なんだか独創的なような、どっかドビュ先生風をかついだような面持ちもある、なかなか正体を見せない、けど、最後で炸裂する『第4楽章』。


 なかなか、これは、手ごわい相手かもしれないけど、何回か聞くと、くせになりそうな音楽であります。


 

  ******** うつ  😖😖⤵️  うつ ********  











 


 




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