第197話 『ピアノ協奏曲 K.450』 モーツアルト

 またまたモー先生で、ちょっと恐縮です。


 ここしばらく、やたらに暑かったり、桜が咲いたのに、また猛烈に寒くなったり、あい変わらずの、脅迫的な夢に悩まされたり、お外に出るとすぐに失禁するしで、自然に閉じこもりがちですが、それでも、モー先生はいつも変わりません。(そりゃあまあ、あたりまえ!)


 これは、実はやましんが大好きな、モー先生の『ピアノ協奏曲』です。


 1784年3月15日 ウィーンでの作品とされます。


 モー先生自身が、新しい世界を意欲的に開拓しようと取り組んだ作品であります。通称は『第15番』。


 各楽章の役割が抜群に整理され高まっていて、『第1楽章』あっての『第2楽章』で、先の二つがあっての『第3楽章』なのです。


 と、やましんは思います。


 なんだか、何か良い事が起こりそうな雰囲気で始まる明るい『第1楽章』。


 あたかも、夢の中か、天国の入口あたりかに漂うかのような、いい雰囲気が横溢する『第2楽章』。


 とっても、『じゅわじゅわ』します。


 そうして、もう、どうしましょうと言うくらいに、楽しい旋律が次々に現れる、モー先生独特の持ち味を発揮する『終楽章』。


 このあたりから、前回登場した最後の『ピアノ協奏曲K.595』まで、ずらっと傑作が並びます。


 わりとよく似た感じの音楽も、時には出て来ますが、ここは、モー先生の才能の一端と考えた方がよさそう。


『ほらほら。こんな風にも出来るぞお~~~~!』


 という、ことですな。


 どやっても、いい音楽になってしまう。


 どやっても、なかなか、いい音楽にならない作曲家の方には、まことに憎たらしかったかもしれないなあ、と想像たくましくして、あの映画の『アマデウス』あたりも出来たんでしょう。


 しかし、たとえば、映画では憎まれ役だったサリエリ先生などは、社会的地位も収入も、また人気から言っても、どこをとっても、当時、モー先生より上だったようですから。


 このあたりは、なかなか難しいモノのようですし、面白いところでもありますよね。


 浮世の人気と、後世の人気や評価は、必ずしも同じにはならないとうことでもあります。


 また、時には、あえて正しくない評価が残されてしまうことだってありますし、いないことにされてしまった人も、きっと沢山いたんじゃないかとも、思います。


 記録が消えてしまった人は、思い出しようがないことが多いです。


 そこゆくと、モー先生は、やはりすごいですよね。


 それでも、モー先生が書いた多数の危ない音楽が、一時期、消されかけてもいたようです。


 もし、気になる方は、多数の声楽用『カノン』をお調べください。


 「おお、おまえ、ばかなパウエル(パイエルル)さんよ』とか、そういうあたりの作品です。


 もっとも、やましんのようにドイツ語とかラテン語が分からなければ、何言ってるかがわからない。


 モー先生は、うちわのどんちゃんパーティーなどを前提に、これらを書いていたらしいのですが(つまり、公開するような作品ではない、と、言うものです。それをほじくりだして、文句言うのは、現代人はどうかしてると、言うのが正しいかも?)こうしたようなのに、似たことが、言葉が分からない観光客さんなどに、昨今、いやがらせとか差別的に使われたようなケースもあるようなので、ことば遣いというものは、十分に注意が必要です。


 お酒の場で、酔った上司から投げつけられる一言が、消えない傷をつけてしまうこともあります。(『なんでおまえは、皆と同じように騒がないんだ!』と、長々としかられたやましんが、その後、宴会出るのやめたのも、多少そういう理由も、あったらしく(それはまあ、上からは嫌われますな)・・・ま、『音楽やめろ!』と言われた時は、さすがに『いやですよ~!』ときっぱり言いましたが。(ここは、くだらない愚痴です。仕事改革で、きっと、良い世の中になるのでしょう。)


 でも、冗談はさておいて、気が付かずに相手を傷つけてるケースは、お互いに意外と多いもののようなのです。


 モー先生も、お口が悪いのは有名だったとか。(どっかで書いたかな・・・)


 やましんも、反省すべきところは、きっと多数あったでしょう。 


 いといろと、すみませんでした。



 ********** うつ 🎹🎹 うつ **********













 








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