第196話 『ピアノ協奏曲 K.595』 モーツァルト
モー先生最後のピアノ協奏曲です。
亡くなった方については、『死の何ヵ月前に書いた最後の傑作』と、表現できるけど、生きてる内は、そうは行かないです。
もっとも、最近は、あと、何ヵ月です!とお医者さまに言われますと、だいたいそうなります。
両親とも、ほぼ、当たりましたから。
いやあ、この壁を人類が崩せる日はやってくるのでしょうか?
それにつけても、この作品は、かなり謎を含んでいます。
だって、今から見たら、明らかにモー先生が、自身の終末を悟っていたような解説や評論が為されることが多いけど、ご本人は、まだそうは思ってはいなかったでしょうから。
1791年、死の年の、1月5日の日付がある協奏曲です。
何だか、すっごく素直な音楽です。
『クラリネット協奏曲』とも異質な、諦めの境地が確かに感じられるのは、いったいなんなのだろう?
みんなが、そう、見ようとするだけのことなのかな?
『第3楽章』は、同時期の歌曲と同じ旋律が使われています。(『春へのあこがれ』)
ロマン派なら、よくある話しですが、なぜモー先生はここで、童謡のような歌曲を使ったのかな?
語弊はありますが、年輩の方ほど、とても大切にしたいと感じる音楽のようでもあります。
ご老人が、可愛い子供を無心に喜ぶようなおもむきがあるような……………
やましん、まだまだ、この曲の本質には届かないです。
人生の、深い謎を秘めたらしき、ある種の『秘曲』!
・・・うつ 🐤🐥🐥🐤 うつ・・・
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