第129話 『クラリネット協奏曲』 C.ニルセン

 デンマークには、ニルセン先生という作曲家さんは、かなりいらっしゃるらしいです。スヴェンド・ニルセンさんとか。ルドルフ・ニルセンさんとか。


 一番の大物は、ふつうニルセン先生と言えば、このカール・ニルセンさん(1865~1931)です。


ニルセンさんは、協奏曲を三曲書いていますが、一番最後になったのが、この『クラリネット協奏曲』で、最初から最後まで、ニルセン節満載の傑作です。1828年の作品。


 『クラリネット協奏曲』という分野では、モーツァルト先生が一人勝ち状態のような感じもしますが、あえてあえて、某大統領か、某首相さまに反旗を翻すくらいの無謀な行動だと感じながら言えば、西洋音楽史上のクラリネット協奏曲のなかで、最高傑作と言いたいくらいの、すっごい作品であります。


ただ、やましんは、クラリネットは出来ませんけども、これは、まあ、恐ろしく演奏困難な難曲と見ました。


 癒し系というよりは、反乱傾向のある作品でありますが、やましんは、それでも、癒されているのであります。


 かつて、あるレコード・ショップで、たいへんクラシック音楽にご造詣の深い方が、『ニルセンさんは、絶対に嫌❗』と、おっしゃっていましたが、気持ちがわからないわけでもないです。好き嫌いが、はっきり別れるタイプのように、思います。はい。


 たいへん、独特の音使いをし、ときどき、すっごいロマンチックでありながら、かなり、急進派の側面を強く表すニルセン先生です。


 ま、そこが、たいへん、良いのですが。


 世の中、半分以上は、斜めからしか見ないやましんには、わりと半分位は、性に合うのであります。




         ↓ やましんB

・・・・・・・・・😈・・・・・・・・・・



・・・・・👼・・・・・・・

やましんA↑

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