第130話 『カール・ニルセン 我らが偉大な作曲家』 ランゴー  

 世の中に、ある種の反旗を翻して、新しい何かの潮流を作り出し、みずからの権威を得た方が、別の人から反旗を翻される。なんてことは、よくあることでありましょう。


 ただし、昨今、このような作品を書いて、公に投稿したりすると、もしかしたら、法廷での争いになるんじゃないかしら、と心配になりそうな『作品』。


 とはいえ、当時(1948年。ニルセン先生は、すでに故人。)、インターネットは多分少なくとも地球人の間にはなく、この曲は、放送局に、ある日、送り付けられたもので、正規の『作品』ではなかったのかもしれません。

 

 ランゴー先生は、デンマークの音楽界からは、閉め出され状態といいますか、今で言えば、干されている、あるいは、パワハラを受けている、と、多分ご本人は感じていたんじゃないか、と言う気がします。


 そこで、抗議行動に出たのが、この曲だった、と、いうところではないか、と。


 短い有節合唱曲が(32小節とか)、果てしなく繰り返されるもので、ランゴー先生は、『永遠に繰り返すこと』と、楽譜で、指示しているのだそうであります。


 一度聞いたら、お耳から離れない性格の印象的な音楽です。


 現在は、 CDもあります。


 いまは、ランゴー先生の気持ちを、冷静に考えてみることが、出来る時代には、なったのでしょうか?


 あれ、CDに、歌詞がないぞ。


 おなじことの繰り返しだから、かな。


 も一回、探して見ます。


 

・・・・・・・👼  👿・・・・・・・・・

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