第128話 『悪魔のトリル』 タルティーニ

 ある日、タルティーニ先生(1692~1770)の夢の中に悪魔が現れて、素晴らしい曲を演奏したんだそうな。


 あまりに凄すぎて、完璧に再現するのは困難なくらい、凄かったとか。


 目覚めて直ぐに楽譜にしたのが、『ヴァイオリン・ソナタト短調』、通称『悪魔のトリル』。


 現代楽器で聞くのと、ピリオド楽器(昔の楽器か、そのコピーで、ガット弦を張っている。)では、まったく、印象が違います。現代楽器の場合は、クライスラーさまの編曲版が使われることが、ふつうとか。やましんが大好きな、グリュミオー先生の録音もそうですが、これは、あまりにも美しすぎ。 


 聞く度に、泣かされてしまいます。


 いっぽう、アンドルー・マンゼ先生は、ピリオド楽器で、しかも、伴奏抜きで録音してますが、こちらは、まさに悪魔的ですけれど、終結は、バッサリと、首切られる感じ。


 かなり、怖いです。




・・うつ ・・🔪・・👻・・うつ・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る