第34話 『ブラジル風バッハ』 ヴィラ=ロボス
お風呂で聞くなら『第4番』!
それから有名な『第5番』
全体は、『第1番』から『第9番』までで、構成されております。
どの曲も、大変結構な名曲なのですが、疲れた心に『じゅわっ』と来る度合いで言いますと、まずは『第4番』でありましょう。
冒頭『前奏曲』の部分で、同じ音型が延々と繰り返され、盛り上がったり、ちょっと引いたりしながら、じゅわじゅわーっと、慰めてくれるのです。
次いで、『コラール』『アリア』『踊り』と、基本的には同じ素材を、巧みに調理しながら聞かせてもらえます。
あまり理屈を考えずに、たっぷりと浸ってしまうほうが、癒しにはなるでしょう。
『第5番』は、ヴィラ=ロボス先生最大のヒット作でしょうし、クラシック音楽という枠からも、大きく広がって、クロスオーバーで聞かれている事でしょう。
冒頭『アリア』の部分は、歌詞のない歌としては、ラフマニノフ先生の『ヴォカリーズ』と、双璧を成すものであります。
続く『踊り』は、歌詞も入っていて、ちょっと現代風な小粋な手法も感じられる新鮮な音楽。
この二つの部分が、巧みに組み合わされていることが『ミソ』でありまして、有名な前半部分だけで聞くのを止めないで、後半部分まで通して聞いてくださることが、良いよなあ、と、やましんは思います。
で、「いやあ、これはいいなあ!!」と思ったら、こんどは全曲聞いて見てください。
ときに、この『ブラジル風バッハ』というお名前は、日本での通称ですが、なんとなく分かったような、さっぱりわからないような表現です。
どちらかというと『バッハ風ブラジル』と言った方が、良いかもしれないですね。
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