はじめまして。楽しく読ませていただきました。
一言で言うともったいない作品だったという感想を抱きました。

主人公の使用するピコはベタと言えばベタですが魅力的なキャラとして描かれていましたし、主人公とゆりあの恋愛？的なパートや、ハルのピコに対する感情の渦巻き、ピコが何故ハルと統合されなかったのか、そうした物語をドラマティックに彩る複線が流れていて、続きを読ませる魅力はあったと思うのです。
しかしそれらは全て、結実を見ずに打ち切られた感があります。
また真犯人もやったことは不正アクセス、監禁罪など、サイバーテロに相当するのではないかと思うのですが、その報いとしてアレは軽すぎるのでは。
主人公は確かにただの学生ですが、こう、もう少し推理小説の探偵的に振舞った方が盛り上がったのではないでしょうか。