十二ターン目「闇と光の混ざり合う世界」
『最終話で前回までのあらすじ
mystery worldに迷い込んだゆあら達
町であった美歌がさらわれ 東の塔で百合奈と勇太に再会し
東の塔のボスを倒し 東の塔を出た後
大魔王の地にワープしてしまう
そして大魔王の正体は昔死んでしまった百合奈の兄であった
最終奥義 超!ファイナルジャッチメント!!
決め 大魔王との戦いに勝ったゆあら達
mystery worldの謎と百合奈の兄がなぜここにいるのか
それをすべて知っているのは美亜だった!
すべてを知るため最初の草原へと
ロロタの魔法でゆあら達は行く』
~草原~
「美亜!なんで!?どうして百合奈のお兄さんがいるの!?」
「なんでか・・・そんなこと私も同じことが言えるのに・・・」
「え?」
「名前だけでもなく二人とも本当に私のことを忘れてるのね・・・まぁ・・・仕方ないわよね何年も・・・前のことだから」
「え?なにが?なにがあったのよ!!」
「私はあなた達が小2のときに死んでるわ」
「「「「「えーーーーーーー!!!????」」」」」
「百合奈のお兄さんも死んでいる・・・・・そうか!」
「そう・・・ここは死んだ人が作りだした世界で 死人と現実人が唯一会える場所・・・」
「今まで 連れてきた人たちは身内に死んでいる人がいること?」
「しかも寿命でもなく病気でもなく事故などで死んだ人たち・・・」
「でもそんな人たちなんて日本だけで考えただけでも何万もいるわ!美亜はそのなかのほんの一部を助けただけでしょう!!」
「少しずつよ一度に何万も助けられない・・・・」
「でしょう!?なんで・・・・どうして・・・・」
「でも・・・他の人たちがこの世界を広げてくれるから助けられる・・・そう・・できるのよ!!」
「いきなり大声だすなぁ!!!」
「風太声大きい・・・」「百合奈ちゃんのお兄ちゃんが起きちゃうの!!」
「おにいちゃん・・・・おにいちゃん・・・・」
「百合奈さん大丈夫?タオルならいっぱいあるからね?」
((あんたらはこっちで口論してる隙に何を・・・))
「ま!でもこれでおしまいね今回は百合奈だし」
「いいえ?あと一人いるでしょう?今回は二人よ」
「え?」
「ゆあら」
ゆあらは声がするほうに振り向いた
「おかぁさん?おとぉうさん?」
「ゆあら・・・おいで!」
「あかあさぁぁぁん!!おとうさぁぁぁん!」
ゆあらは二人のところにかけていった
「感動の再会ってか?っていうかあの話聞いてたら 俺身内誰も死んでないのにここにいるんだ?」
「おまけよお・ま・け」
「おれだけ仲間はずれかよ!!」
「だってどうしても四人の旅にしたかったんだもん」
「お前のわがままじゃないか!!って・・・もしかしてここはお前の作った世界か?」
「違うわよ今回は百合奈ちゃんのお兄さんとゆあらの両親が作った世界」
「大切な妹と愛する娘の再会のためか・・・・」
「まぁね」「いや風太本当に仲間はずれだね・・・・」
「お前はいいよなぁ・・・」「書かれてないけどね」
(実はunknown worldの大魔王は勇太のお父さんだった!)
「さぁ!二人ともそろそろ時間よ!!」
「「へ?」」
あぁ・・・そうか私達はここの世界もクリアしたからね
じかんかぁ・・・・
「お兄ちゃん・・・・またね・・・」
「あぁ・・・元気でな」
分かれ惜しいのも解る 私だってもう少しお母さんとお父さんといっしょにいたいでも・・・
「さよならか・・・」
「出会いがあるなら別れもあるさぁ・・・」
「さようなら!!」「のけもの・・・か・・・・」
「ロロタちゃんまたね?」
「さよならなの!!」
「お兄ちゃん!また・・・・」
「お父さんお母さん・・・またね・・・」
「そして・・・「「美亜」」「「美亜さん」」「・・・お母さん・・」
ありがとう!!」
ゆあら達は光に包まれた
「ふふっ・・・解ってたかぁ・・・新しくまた・・・どこかで・・・」
~四年後~
「・・・・なんでみんなここにいるの?」
「いいじゃんかー」
「だってここ集合でしょ?」「なつかしいですね」
「私もここにいてもいいのでしょうか?」
皆大集合だった
「あ・・・そういえば美歌さん別れる前に美亜のこと「お母さん」っていってたけど・・・」
「たぶんね・・・昔 死んだお母さんだと思うの・・・私が物心ついたときはお母さん死んでたし・・・」
「ふぅん美歌さんって父子家庭だったんだ」
「はいそうですよ」「俺以外全員 事故とかで身内死んでるよなぁ・・・」
「そこってさ悔しがるところ?むしろ嬉しいことじゃないの?」
「風太はへんなとこで悔しがるからね・・・」
あれから四年がたった今私達はこうして生きている
私たちはそれぞれ大学にすすんだ
目指す場所はそれぞれ違うから
皆がばらばらになった
そうしてたまに皆で集まっている
勇太はお父さんを
百合奈はお兄さんを
美歌さんはお母さんを
私は・・・両親を
それぞれ失ったものは違うけれど
元は同じ誰かを失った
美亜たちはその人たちの心を救うためあの世界を今でも
管理続けているのだろう
あの世界をクリアできた人たちに未来への希望を託して
「さ!カラオケ行こう!!カラオケ!!」
「え~ゲームセンターで遊ぼうぜ~」
「どっちでもいいよ・・・」「私はカラオケ行きたいです」
「ゆあらは?」「私は・・・・カラオケかな?」
「決定!!じゃ行こう!!」
私達は進む自分達の未来を明るくするために
闇に・・・負けないようにいつまでも・・・
~~~Hope in the future END~~~
Hope in the future 港龍香 @minatoRK
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