「別に私は人気者になりたいわけじゃない。ちゃんと私を評価してくれる人が数人いてくれれば十分。でも、人の目を引きつける技術や知識はきっと何かの役に立つと思う」
このセリフが、なんだか心に残りました。
その技術や知識に翻弄されて、主人公がCMの彼女を意識してしまうのが面白いですね。
主人公もこれからCMを見まくって、いつかは翻弄する側になるのかも、と想像しちゃいました。
ラストの文章も含めて、ちゃんと自分を見てくれる数人のために自分を磨くって物語なのかな、と思いました。

お、思ったよりも切ない幕切れで正直驚いてしまいました……。
でも、ある意味”リアル”を見せられた気もします。