カメリア
歌から出た話。
今回は天野月子の「カメリア」を。
遠藤孝祐さんのところで短編を見てアッとなって、ぐぬぬっとなって
今これを書いている。きっとこれをモチーフにしているはずだ…!
同じようなことをやりたかったが、(夫曰く)私はシリアスが書けない病に侵されているため無理だった。
いい文章を読むと、私も更新するぞ!って気分になるから不思議…!
カメリアは2つバージョンがあるが、私はsharon stone版の方が好きだ。
歌詞の激しさが恋の激情にマッチしているように思えていい。
「折れた腕ともがれた脚と放り出された体に 薬を塗り愛撫した
I'll be staying with you」
という部分が破綻していて、実に女子っぽくっていい。
自分でコントロールできない恋に一縷の望みをかけちゃってる純情さと必死さが
堪らなくいいのだ。じたばたするほどこんがらがって、腐ってダメになるって頭では分かっているのにね。
簡単に諦められれば苦労は無い、って言われてる気もする。
椿の生命力と重ね合わせている恋心のしぶとさよ。
まだ恋も愛も知らない頃に、近くにいる年上の人に惹かれる時って女子にはある。
それに名前を付けるのなら、今の私は「憧れ」と敢えて呼びたいと思う。
線引きをしておかないと、心なんて可燃物だからすぐに燃え広がってしまう。
今が恋も愛もわかっているのかと聞かれると、昔よりは、としか答えられない。
勿論火傷の痕が治るのだって時間はかかるし、できるなら痛い思いはしたくない。
だけどそれは燃えてぼろぼろになるまで転がって傷ついて、自分で加減を知るのだ。
椿の花のように、匂い立たないようにひっそりと。
なんだか、書いていてまとまりがなくなってしまった。
だけど。次に聴くときは、きっと春がいい。
これは近付く別れの、春の歌だろうから。
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