in the sky

歌から出た話。

今回は、KENSHU feat YUKIKO MAEHARAの「in the sky」を。

お盆と言えば!盆踊り!

ということで夏らしいノれる音楽にしてみた。

すっごいこじつけ感パないわー。ないわー…。


今聴くと少しもさいところがあるかもしれないけど、

私はこのくらいの方が好きかも。

思い出補正も入っているのは、うん、否定しない。


これ聴いてた頃は確か、iPhone3Gが発売して、twitterが出始めた頃だったなぁ。

ちょっと待てよ、もう10年くらい前だ。

そうそう、あの日はすごく蒸し暑くて、帰りに知り合いのバーで一杯引っかけに行ったんだった。ビールが無くなって手持無沙汰になったから、隣の席にいた人に「何かお勧めの曲ない?」って聞いたら「仕事で長距離移動する時にかけている曲だ」と推して貰ったんだっけ。そこから少しずつ話すようになって、常連同士でつるむようになった。


確かに、晴れた日に車の中で聴いたらイイ。

速度を体感しながら聴くと、風を纏って空にダイブするような疾走感に浸れる。

もしかしてこの感覚を知り合いは私に教えたかったのかなぁ、と今更ながら考える。


「明日を描いている白いノートは 何度も呼び覚ます夢の続きを」

というところが好きだ。

曲を紹介された当時は分からなかったけど、この曲をかけながら知人は毎日仕事に行ってたのだと考えると、あの時は相当過酷な仕事をしてたんだなぁ…酔っ払い電話かけまくって飲みに付き合わせて本当にごめん、と今更ながら反省する。

ちょっとだけね。

反省したところで過去に戻れるかといえば、全くそんなことはないのだけれど。

曲を聴くと、過去に微かなためらいのような「何か」が

ほんの一瞬だけ湧くときはある。もう使えなくなったものを処分する時に湧くような

微かな後ろめたさのような気持ちと一緒だ。


今の方が、遥かに楽しい。


それなのに。

そんな過去の事を思い出すのは、お盆だからなのかもしれない。

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