季節が笑う
歌から出た話。
今回は、秦基博の「季節が笑う」を。
秦基博2曲目だけど、前回はカバーだから、ほらっ。
最近連絡を取っていない知り合いから電話がかかってきた。
内容は、なんのことはない。恋の相談だった。
昔からよく恋愛相談は受ける方だ。
人の事はよく見えてアドバイスはできるのに、自分自身は不器用な方だから
いつも転んで痛い目を見てきた気がする。もうちょっと自分自身を冷静に見れる目を持っていたら、いい恋愛ができていたんじゃなかろうかと悔やまれてならない。
お前既婚者だろ!今更恋なんて要らんだろ!って声が聞こえてくる気もするけど、
たまにはトキメキだって欲しいよ、人間だもの。
と敢えて書いておこうか。夫のくれるドキドキは基本的にスリルなので
これを読んでちょっと気の利いたデートにでも誘って欲しいところだ。
しかし今回うまいこと結婚まで漕ぎつけられたのは割と奇跡なんじゃないだろうか。
話が逸れてしまった。
きっと恋は、付き合う前がきっと一番楽しいんだろうなぁ。
付き合う前の甘酸っぱいドキドキってなんだか、
ケーキ屋に行って、ケーキを選んで
どんな味だろうって想像して
散々悩んで、やっと「これだ!」って決めて
買って帰って皿に盛って
ぴったり合うようなコーヒーや紅茶を淹れて
フォークを突き刺して、切って食べて実際の味を知る前までの
その工程がたまらなくウキウキして
ときめいてしまうのに、似ているんだと思う。
あぁ、だけど。
「季節よこの愚かさを笑え」って、ひと夏の恋感があって、なんだかいい。
2人の秘密と、背徳感のスパイスさえあれば恋は何倍にも燃え上がるものだよ。
これを書き上げた時には、既に夏は終わってしまったのだけど
人肌恋しい時期というから、いいよね。
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