ダンス2000

歌から出た話。

今回は、フジファブリックの「ダンス2000」を。

フジファブリックは好きだ。(志村が)

私の中のベストオブ志村を決めるのに、最後まで「バウムクーヘン」と悩んで

フジファブリックにはまったきっかけになったこっちを選ぶことにした。


最初にフジファブリックを聴いた時は、

「なんという面倒くさい人がいるんだろう。

私も大概だけど、この人も生き辛そうだなぁ…。」という印象だった。

毎日、他所からみたら本当にどうでもいいことで葛藤してるの。

その葛藤だけで毎日疲弊しきって、

堂々巡りの繰り返しで頭がおかしくなりそうになる。

文章書くようになって、だいぶマシになったけど。

この人は音楽が、私の文章を書くことと同じだったのかなぁ、

ガス抜きだったんじゃないかなって思う。最初は。


「いやしかし何故に いやしかし何故に 踏み切れないでいる人よ」

といいながら

「何をやったってもう遅いというのなら 今すぐにでも投げだせる程の覚悟くらい出来てるさ」

って啖呵を切っている歌詞が堪らなく好きだ。

アクセルとブレーキを一緒に踏んで、

臆病でちぐはぐで、人の事振り回して

何かすべてが噛み合わなくて、一人で勝手に葛藤して、勝手に自爆して

迷路に迷っているのを誰かに見つけてほしくて

臆病から大胆へ、極端から極端へと一気に振れるところがいい。

仲間がいるよ、って言われてるような気がしてどこかホッとするのだ。


フジファブリックは、いいぞ。

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