第18話:好敵手 のち お風呂

 機動要塞デストロイヤー。


 つい先日俺たちは、その機動要塞デストロイヤーと呼ばれる大物賞金首を倒した。

 めんどくさいので細かい説明は省くが、機動要塞デストロイヤーはその名のごとく、機動する要塞だった。


 俺の天才的な作戦指揮で倒されたそれは、今まで数々の国や都市を蹂躙し続けて来たようで。

 魔王幹部討伐金までとはいかなくとも、多額の懸賞金がかけられていたようだ。


 このデストロイヤー討伐によって、魔王幹部と大物賞金首を討伐したパーティーとして、俺たちはこの街の中でも有数の金持ちパーティーとなり、皆に褒め称えられ、前よりさらに自堕落な生活を送り、めぐみんとイチャイチャしている。



 はずだった……。



「だあああああああああああああああっ!」


 そんなはずだった俺たちは今、一面の雪景色の中カエルに追いかけ回されている。



 なぜそんな事になったかというと、少し長くなるが説明をしなければならない。



 まず俺たちは今、ある人物から大変大きな信頼を得ている。

 そのある人物とは、王都からこの街に配属された『セナ』という女性だ。

 そのセナという人物は、最近倒された魔王幹部と大物賞金首の事について調べに来たそうだ。

 それでもってその二つの討伐のどちらでも、俺たちのパーティーが中心となって倒したことまで調べ上げたらしい。

 なので、少し難しい案件があると、たまに俺たちの元を訪ね、討伐を頼んでくることがあった。

 もちろん、めんどくさいので何かと理由をつけて断っていたが。


 話は変わるが、後に繋がるのでこれも伝えておく。


 俺とめぐみんは、冬になった今でも、爆裂デートを続けていた。

 あの『めぐみん引きこもり事件』を解決した次の日からめぐみんは、何かが吹っ切れたかのように、また前と同じように楽しそうに爆裂魔法を放っていた。


 それはもう、盛大に。


 そして、前までの爆裂スポットだったあの廃城は、持ち主であるベルディアを倒した次の日から徐々に壊れ始め、今となっては跡形も無くなってしまったので、そこらの平原で岩山を見つけては、それに向かって爆裂魔法を放っていた。


 なんで岩山に向かって撃つのかって?


 めぐみんに理由を聞くとなんでも、

『カズマとアレ(爆裂デート)を始めてから、私の身体は(爆裂魔法の標的が)硬くて大きな物でないと我慢できないようになってしまいまして……』

 だそうだ。


 あまりに艶っぽく言うもんだからカズマさんのカズマさんがどんどん元気に……。

 いや、もうこの話はやめておこう。脱線したな。すまなかった。


 んで、この二つがどう繋がるかだが、まず先に話題に出たセナが、俺たちの屋敷を訪ねて来た。

 なんでも、急に冬眠から目を覚ましたジャイアントトードが平原で大量発生しているらしい。

 なぜ急に冬眠から目覚めたのかをセナ達が調べたところ、何かに怯えるように目を覚ましたのだという。

 それはもう、生命の危機を感じるような強い力に怯えて……


 ここで俺とめぐみんはふと考えた。


 平原で…

 あのでかいカエルが目を覚ます程のもの…

 生命の危機を感じる強い力…


 はい。

 もう皆さんも分かったと思いますが、そうです。

 俺たちの爆裂デートのせいですね。

 申し訳ありませんでした。



 ということで、マッチポンプもいいとこだが、さすがに自分たちのせいで他人に迷惑が掛かるのは申し訳なく、ジャイアントトードの討伐クエストを受けて今に至る。


「だあああああああああああああああっ!」


「いやああああああああああああああっ!」


「お、お願いです!待ってください!」


 俺とアクアとセナさんは、只今三匹のジャイアントトードに絶賛追いかけられ中であった。


 ちなみにダクネスは筋トレをすると昨日から不在であり、めぐみんは爆裂魔法を既に撃ち終えていて、カエルの口で温まっている。

 杖をつっかえ棒にしているので、飲み込まれる心配はないようだ。


「だああああっ!くそっ!ダクネスがいればあいつを盾にしてここまで苦労せずに済んだのに!」


「え⁉︎サトウさんは女性を盾として使っているのですか⁉︎」


 俺の声にセナが驚きの声を上げる。


「い、いや!しょうがないんだ!だってあいつはクルセイダーだぞ……あっ!」


 俺がセナに弁解をしていると、すぐ隣を走っていたセナがカエルの舌に捕まる。


「くっそ!セナさんが捕まった!

 おいアクア!お前、残りの二匹を引き寄せとけ!俺はセナさんを助けに行く!」


「いやよ!なんで女神であるこの私がカエルの餌なんかにならなきゃいけないのよ!

 私がセナさんを助けに行くから、あんたがこの二匹を引き寄せなさいよ!」


「バカか!お前はあのカエルを殺せる程の攻撃手段を持ってないだろ!分かったら早くあっちに走ってけ……あっ!」


 とうとうアクアも、カエルの舌に捕まってしまう。

 もう逃げながらみんなを助けるしかないと思った矢先、漫画のように何もない雪の上で転んでしまう。


「お、終わりだ…。俺たち四人はカエルに呑まれて、このまま死に果てるんだ……」


 カエルが口を開き、後は舌を伸ばすだけの体制になる。

 全てを諦め目を閉じた、その時。


「『ライト・オブ・セイバー』ッッッッ!」


 真っ白な雪原を、光の刃が両断する。


 すると、三人を口に含み、俺を追い詰めていた四匹のカエルは生命の活動を停止し、地面に倒れる。


 なんとか落ち着きを取り戻し、俺はめぐみんに体力を分け与えながら、光の刃の主を探す。


 するとそこには、めぐみんと同い年ぐらいの発達の良い女の子がいた。

 その女の子は、ジッとめぐみんを見つめていた。


「今のは上級魔法……!こんな駆け出しの街に上級魔法を使える人がいたなんて……!」


 後ろのセナが驚きの声を上げる中、俺はその女の子に頭を下げる。


「誰だか知らないけど、助かったよ。ありがとう」


 礼を言う俺をチラッと見ると、その女の子は少しだけ恥ずかしそうに頰を染めて。


「た、助けた訳じゃないですから。ライバルがカエルなんかにやられたりしたら、私の立場がないから仕留めただけで……」


 俯きながら、そんな事をボソボソと呟いた。


「ライバル?」


 俺がその女の子の言葉の中で、疑問に思った点を挙げる。

 するとそれにめぐみんが……


「いえ、違います。それはあの子が自称しているだけです。私があの子をライバルと思った事など一度もありません」


「ええっ⁉︎ちょ、ちょっと待ちなさいよめぐみん!私よ⁉︎あなたのライバルの、ゆんゆんよ⁉︎誰かと勘違いしてるんじゃないの⁉︎」


 ゆんゆんと名乗ったその女の子が、驚いたような顔で迫ってくる。


 ゆんゆん、か………

 そうか、この子も紅魔族か……


「とまぁ、彼女はゆんゆん。紅魔族の族長の娘で、いずれは紅魔族の長になる、学園時代の私の自称ライバルです」


 そうか、俺たちの所でいう幼馴染みたいなもんか。

 俺が一人でそう納得していると…


「ちょっと、私の怒りを利用しないでよ!

 ……で、でも良いわ。今回は許すわ。許すから、私と久しぶりに勝負しなさいよ!」


 ゆんゆんがめぐみんに、指を突き刺しながら言う。

 それを見ためぐみんは……


「嫌ですよ。私はもう既に爆裂魔法を撃っているのです。カズマに体力と魔力を分けてもらいましたが、それでもまだもう一度爆裂魔法を撃てるほどには回復していないのです。

 分かったら帰ってください。私は早くお風呂に入りたいのです」


 友達だからだろうか?

 いつもより辛辣な言葉をゆんゆんに浴びせて、俺の手を引き帰ろうとしていた。


「まっ、待ってめぐみん!お願い、お願いだから勝負してよ!勝負内容はあなたが決めて良いから!」


 それを聞いたゆんゆんが、泣くようにすがりついてくる。


「ねえねえカズマ、長くなりそう?私、ギルドに行ってきていい?カエルが傷んじゃうわ」


 アクアはこの子にまったく興味がないらしい。

 まあ、アクアらしいといえばアクアらしいが。


「ん、そうだな。じゃあよろしく頼むわ」


 それを聞いたセナさんも、


「あの、私も帰ってよろしいでしょうか?

 ジャイアントトード討伐の事も報告しなければなりませんし、その…、このヌルヌルも落としたいので…」


 まあ、女性をヌルヌルにしたままなんて事があってはいけないよな。

 うん。

 また前みたいな事になる前に早く帰ってもらおう。


「ああ、はい。いいですよ」


 俺とアクアとセナさんの、そんなやりとりがあった後に少し間を取り、めぐみんはため息をつく。


「はぁ…。分かりました、分かりましたよ。

 ですが、もう私は魔法は使えませんよ?

 それに体力も万全ではありませんし、何よりこのヌルヌルを落とすために早くお風呂に入り………っ!」


 そこまで言っためぐみんは、何かを思いついたように言葉を止める。


 そして暫く考えてから、名案でも思いついたかのように…


「ゆんゆん、決まりましたよ勝負内容が!今回の勝負内容は、体術です!」


 体術か……。

 でもなんでだ?

 体格を見る限りはゆんゆんの方が有利になりそうなのだが……。


 するとゆんゆんも疑問に思ったのか、


「い、良いの?本当に体術で?めぐみん、学園時代はロクに体術の授業に出てなかったじゃない」


 その質問に、めぐみんは自信満々に答える。


「大丈夫です。大丈夫ですから早く掛かってきてください。この勝負で私が負けることはあり得ません」


「そ、そう。なら良いわ。後から負け惜しみを言っても知らないんだからね?」


 そう言うと、二人は構え合い、ジリジリと少しずつ近づいていく。


 ジリジリ、ジリジリと……


 すると、後少しのところでゆんゆんの動きが止まる。


「あ、あの。めぐみん?その、テラテラしてるのは、一体……?」


 風が吹き、雲の隙間から顔を出した太陽が、めぐみんをテラテラと照らしていた。


 それを聞いためぐみんは不敵な笑みを浮かべ…


「フッ。やっと気が付きましたかゆんゆん。

 そうです、これは私が先程捕まっていたカエルのお腹の分泌液です。

 あなたがわたしの手の届く範囲に入ったら、遠慮なく抱きついて寝技に持ち込んでやりますよ」


 それを聞いたゆんゆんは引きつった顔で後ずさる。


「め、めぐみん?笑えない冗談はやめてね?嘘でしょ?わ、私の戦意を挫いて、降参させようって作戦なのよね?でしょう?

 学園時代もそんなものばかりだったし、わ、私はもう騙されないんだからね?」


 虚勢を張りながらもゆんゆんは後ずさり、めぐみんはといえば紅い瞳を輝かせ、ジリジリとにじり寄った。

 まるで、仲の良い友人にイタズラでもしようとする子供みたいな表情だ。


「私達、友達ですよね?友人というものは、苦難も分かち合うものだと思います」


 その言葉にゆんゆんは、背を向けて走り出した。

 それをめぐみんが追いかける。


「降参!降参するから!お願いだからこっちこないで!」






 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 めぐみんがゆんゆんをヌルヌルにし、泣いて帰らせた後。


 俺は、逃げ回るゆんゆんを追いかけ回し、また動けなくなってしまっためぐみんをおぶりながら屋敷に帰ってきた。


 もちろん俺は、ヌルヌルなめぐみんをおぶって帰ってきたので、背中が絶賛ヌルヌル中だ。


「よし、着いたな。はぁ、今すぐ風呂に入りたい」


「そうですね、私も早くお風呂に入りたいです」


 扉を開けて中に入ると、俺とめぐみんの意見が合う。


 そうだよな。

 まあ、背中だけがヌルヌルしている俺と比べて、めぐみんは全身がヌルヌルしているんだ。

 よし、ここは一番風呂を譲ってやろう。


「よし、めぐみん。一番風呂はお前が入れよ。俺は暖炉で温まってるからさ」


 俺がそう伝えると、めぐみんは不思議そうに。


「え?何を言ってるんですか?」


 ……ん?

 俺何か変なこと言ったか?


「カズマも、一緒に入るに決まってるでしょう?」


 ……………………え?


「めぐみん、今なんて?」


「ですから、カズマも一緒に入るんです」


「……え?な、なな、なんでだよ!」


 え、なんで?

 おかしくね?

 おかしいよね?

 普通こんな事にはならないよね?

 おかしいのは俺じゃないよね?


 でもなんでめぐみんは『当たり前だろ』って言わんばかりの顔してるの?

 俺がおかしいの?

 やっぱり俺がおかしいの?


 俺がめぐみんの言葉に葛藤していると、俺の背中の中で一本の指を立てて、


「いいですか?私は今、体力を使い果たして動けないので、先に浴場に入っても、体を洗うことさえできません」


 ……うん、まあ、それぐらいはわかるさ。

 俺も馬鹿じゃない。

 でもそれぐらい、ドレインタッチを使えば……


「確かに、ドレインタッチを使えばその点は解消できます。

 ですが、うちのお風呂の湯沸かしは魔力式です。魔力が枯渇している今の私では、カズマにドレインタッチで分けてもらったとしても、せいぜいぬるま湯程度のお湯しか作れないでしょう」


 で、でも、俺が先にお湯を沸かしてしまえば…


「それに、先にカズマがお湯を沸かして、後から私に体力を分けようとしても、カズマは先程も私に体力を分けているのです。今度はカズマが動けなくなってしまいます」


 あ、あれ?

 考えを読まれている上にどんどん逃げ道が塞がれていく気が……


 いや、俺も入りたいっちゃ入りたいから、逃げ道ってのはおかしいかもしれないけど…


「ましてや、この屋敷には今、私とカズマしかいないのですから。誰かに体力と魔力を分けてもらう事も出来ません」


 ……………あ、


「そして最後に」


 そう言っためぐみんは俺の背中に顔を埋めて、


「私は、自分の体を洗ってくれるのは、自分の手か、カズマの手以外は許容しませんよ?」


 策士!

 めぐみん策士すぎるだろ!

 そんなこと言われて俺が入らないわけないじゃん!


 それにあれか?

 この状況を作るために、わざとあの時体術を選んだのか?

 なんかいつものめぐみんより走るの遅いなと思ってたらそういうことか。

 わざと長く走って、体力を使い果たそうとしたんだな。

 あの時にもう既に、駆け引きは始まってたんだな。


 よし、負けました!

 これはもう一緒に入るしかありませんね!



 俺が完全に折れた時に、めぐみんが後ろから耳元で、


「これでも、一緒に入ってくれませんか?」



 最後の追い討ちを掛けてきた。



「……しょおがねぇなああああ!」






 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「はふ……。

 ……たまには、お昼からお風呂に入ってのんびりするのも悪くはないですね……。このまま寝そうですが……」


「そ、そうだな……」


 風呂に浸かっているめぐみんが、気持ちよさそうに言う。

 それに答える俺が挙動不審なのには、訳がある。


 その訳とは。

 めぐみんがまだ体力が戻らず脱力しているようなので、今の俺たちは、俺の胸にめぐみんが寄りかかる状態で、風呂に浸かっているのだ。


 まあただ単に、めぐみんとの密着度が高いだけなのだが………


 なんて思えるか!

 一応タオルは巻かせたが、それでもいろんなところが触れてんだよ!

 すぐそこにめぐみんのうなじがあるんだよ!

 すごく良い匂いがするんだよ!

 抱き着きたい衝動が湧き出てくるんだよ!


 でもカズマさんのカズマさんが最終形態になってるからそれも出来ないんだよ!

 フルパワーなんだよ!

 もうエクスプロージョン唱えちゃいそうなんだよ!


 この様に俺の理性と本能が本格的にバトルを始めだした時に、


「カズマカズマ、来週にはイベントがあるのですが、何があるか分かりますか?」


 そんな質問を投げかけて来た。

 今はそれどころではないのだが……


「え?いや、なんだろう?商店街の露店が出ることか?」


 そう答えると少しめぐみんはむくれて、


「まあ、それもそうなんですが。

 私の求めていた答えとは違います」


「ん?そうなのか?じゃあなんだ?」


 そう聞くとめぐみんは、


「私の誕生日です」


 そう、言い放った。


「なっ!おまっ!そういう事は早めに言えよ!なんで今なんだよ!来週の何曜日だ⁉︎」


「火曜日です」


「は⁉︎今日は土曜日だぞ!あと二日しか無いじゃねえか!パーティーの準備とかどうすんだよ⁉︎」


 そう言うとめぐみんは落ち着いた表情で返してくる。


「そんな事は別に良いのです。それよりも重要なのは、その来週の誕生日で、何歳になるかってところです」


 良くないだろ。

 心のどこかでそう思うところがあったが、明日には帰ってくるダクネスとアクアと一緒に、大急ぎで準備しようということにして今は置いとこう。


 だが、何歳になるか?

 なんでそんな事が重要なんだ……?


 そう疑問に思っていると、俺の心を見透かしたかの様に…


「私は来週の誕生日で、14歳になるのです。もう、結婚できる歳になるのです」


 そう、言ってみせた。


「けっ、結婚⁉︎結婚できるのか⁉︎14歳で⁉︎」


「カズマはそんなことも知らなかったのですか?この国では、14歳から結婚出来るのですよ?」


「そ、そうなのか……」


 日本の女性は16歳、それでも十分若いと思っていたがまさか14歳から結婚出来るとは思いもしなかった……。


 でもなぜ今それを言うのだろうか?


 俺がそう疑問に思うと、やはり俺の心を見透かせるのか。

 体力が回復したようで体を起こしながらこちらを向いて、



「そうです。私は来週の誕生日で、結婚できる歳になるのです。大人になるのです。

 ですから…、その……」



 頰を赤く染めモジモジしながら、



「その衝動は、大人になってからのムードのいい時まで抑えといてくださいっ………!」



 そう言うと、あれからずっと覚醒し続け、いつの間にかめぐみんに当たっていた俺のナニの先をチョンと触って、タタッと扉の向こうに走って行ってしまった。









「この、バカチンがああああああ!」









 





 










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