3-3

そのあと直ぐに、香が美羽達のいるオフィスに出向いたが。。


そこには一人も社員が居ない

全員、打ち上げに行ってしまったすぐ後だった

ホワイトボードの中央に大きく書かれている


香は、仲たがいしていても、ご苦労様の一言を美羽に言おうと

出向いたのだ。。


仕方なく、美羽のデスクに細かいことを書かずに ストレートに ゴメンの文字を紙に書いていた


浮かない顔で部屋を出ようとしたときだった。。


美羽達の仕事のメンバーの一人が

忘れ物をしたと言って戻ってきた


(あぁー野坂さんじゃないですかー、どうしたんです?)


(うーーんちょっとね 美羽に会いに。。)


その子は、今年入ってきた エリート大の新卒OLで

話し方が所々、まだぎこちない敬語の女の子だった


(あぁーいいっすよね?私も彼氏と会いたいですけど、新人なんで仕方ないかなーって)


(美羽も彼氏と会うって言ったの?)


香が前のめりに新人に問い詰める


(え、まぁ。。て言うか片岡さんですよ、最近いい感じしたから、それじゃっ、若いんで遅刻とか不味いんで!)


香るも急いで、まだ近くにいるかもしれない美羽達の事を探そうと会社を後にした


会社が建っている、反対側の道路で

タクシーに乗る二人を確認して

香も直ぐに、別のタクシーに乗って追跡を運転手に頼んだ


運転手は正直に。。あやしいい顔をして、ハキハキとした動きになってくれない



香は仕方がなく叫んだ

(友達が悪いやつに引っ掛かてんの!早くお願いします)


そこまで言うと

運転手は(あっはい!)と勢いに圧倒された


運転手は見失わないように走るが、安全第一な所もあり

香はk心内は気がきではなかった。。

そして、香るがホテルに入っていく二人の姿を

数十メートル先に見つける


(おじさん、お釣りはいいからここで下ろして!)


(分かりました。。)


香るは適当な額の大きいお札を渡して

そこから走った


赤信号で待つよりも、走った方が早い距離にホテルがあり

全速力で10秒くらいの長さだ


けれど二人が入ってからは30秒近くが経っていた為


香るがたどり着いた頃にはロビーには美羽達の姿がなかった




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