リプレイ:走り屋チームSNK・第六話

亮平:スティンガー?


偏屈:肩撃ち式対空ミサイルか?


GM:ちゃうわ。


亮平:じゃあ、面倒なことが嫌いな傭兵のことですね?


GM:それもちゃう。走り屋チーム「スティンガー」は、「青田山」では中堅どころの走り屋チームだ。チームリーダーで「MR2」を駆る「植野うえの あきら」は、知名度では亮平と同じレベルの走り屋だと思っていい。つまり、それなりの腕の持ち主だってことだ。


亮平:他にデータは?


GM:「交流」で振ってみそ。達成値は「16」


亮平:成功


偏屈:成功


栄吉:失敗


GM:成功した奴は、ツタヤに務める友人から「スティンガー」のメンバーについて聞いたことがある。まあ娑婆のオンナに縁がないのは走り屋である以上仕方のないことなんだが、チームリーダー以下、「スティンガー」の面々は毎週深夜に店を訪れ、「金髪系の洋物」「巨乳物」「女子高生物」のアダルトビデオをごっそりレンタルしていくんだそうだ。


偏屈:トリプル役満ではないか!


栄吉:つまり、オンナに飢えてるってわけか?


GM:いや、そこまでの噂は聞いてないぞ。でもとりあえず、それなりにオンナ好きな奴らだってのは間違いない。多分だけど、連中が女の子相手に積極的でなかったのは、「金髪外国人」で「巨乳」で「学生風」の女の子が近くにいなかったからだろう。マイナー性癖の弊害ってところだな。おっと。そういえば今宵の君たちは、「金髪」で「巨乳」の「外国人女子中学生」を連れてたっけか。偶然の出会いとは、恐ろしいものよの~


亮平:謀ったな、GMマスター


GM:ん~、なんのことかな~ やがてチームリーダーの植野がクルマSW-20から降りてきて、まっすぐ君らのところにやってくる。「おいSNK! その可愛らしいお嬢さんはいったい何者なにもんだ!? まさか、貴様らの誰かの彼女ってわけじゃないだろうな!?」

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