僕達の休日

 僕は休日に洋服を買いに行く。足利君と一緒に行くんだけど、利之君と夜叉節さんも一緒だよ。僕と足利君・利之君と夜叉節さんというペアで買い物をしている。

「ねぇ、足利君、大人のズボンが欲しい。」

「これは?」

「こういうのが欲しかったんだ」

「高いぞ」

「大丈夫。3万円有るから」

 一方……、社会自由党と国民党の幹事長ペアは……

「利之君、この水着似合う?」

「ちょっと待て、秀子。洋服じゃなかったか?似合うけどな」

「買っちゃおう。次は」

と言って、利之の手を引っ張ってる。

「待て、俺の服買わせてくれ」

「あら、利之君の服じゃないの」

「今、明らかに下着売り場に行こうとしてたよな?」

「何のことでしょう?」

 あ~ぁ、誤魔化されているっていうか、尻に敷かれてる。

「ネクタイも買いたいよ」

「一丸、お前、どんだけ買うんだ?」

「これで終わり」

「姉貴さんの監視が必要だな?」

「これを含めて4万円で収まるんだけど……」

 だいたい僕もいつも沢山買うわけじゃないよ!!今日は特別だよ。一方、利之君と夜叉節さんは……

「結局、水着しか買わなかったな、秀子?」

「あら、いっぱい家に洋服あるもの」

「俺は……沢山買ったから悪かったな」

「利之君、気にしないでね」

「おっ、ありがとうな」

 いい感じだなぁ……雰囲気がいい。

 あっ、前から政調会長が

「幹事長、久しぶり、元気だった?」

「政調会長!?どうされました?」

「なんにも。可愛い幹事長を高い高いしようと思ったの」

「研究室は?」

「今日は休みよ」

 まったく……政調会長まで、僕を幼子にみるんだから……だいたい、政調会長は仕事やっているの?

「なにかしら?幹事長!まさか、私が仕事をしてないって思ったの?仕事ならやっているわよ。党本部でね」

「なら、僕を幼子にみるのやめて!」

 僕も権力者なのに……

「ほら、高い、高い」

「満足した?」

「自分の子供みたいだわ。一生、放したくない。」

「下ろしてよ!!」

「仕方がないわね……」

 やっと解放された。

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