4-3
(で?話ってなんですか?今日は家のメシ当番だから、手短に宜しくね)
話をしている相手はさっきの、薄っぺらい内容の手紙の持ち主で
放課後、人気のない、指定の教室に来るように書かれていた、しかも
来るまで待つと言う、ただの脅迫文だった。。
こうゆう言葉はドラマみたいな、両想い設定でないと成立するわけがない
(あの、ありがとう来てくれて、てゆうことは)
(好きじゃないよ?来るまで居るって言うから、それにスッキリしないでしょ?ストーカーも困るし
ハッキリ言いにきただけ、アンタみたいに自分見失ってるミーハー大嫌いって)
俺の返事を聞きながら、相手の目は色見がなくっていくように薄黒くなっていく
泣きそうなのも解っていたけど、期待を持たせるとか中途半端よりはマシだと思った
(うっ。。ひどい、私の事なにも知らないのに よくそんなこと。。)
呆れて、物凄ーく重いため息が出た。。
(その言葉そのまま返すわ、お互い様だろ?俺の事もよく知らないでよく好きになったね
こうゆう性格なのも知らなかったんでしょ?いいかげんだね?)
ニコッと言い返すと、返す言葉もないのか、下唇を噛み締めながら
涙を流すのを堪えて、俺を殴る位の見幕だった。。
けれど、こっちもそれ以上に、バカにされている気分で爆発しそうになった
相手をきつく、鋭く、睨み凍りつかせた
そしてこう言う。。(図星言われて、反発だけするやつが一番嫌いだ!消えろ!)
(最低!。。)
そう言って最後の最後に泣きながら何処かに走っていった
(疲れる。。)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます