第三話 再会

夜が明けて制服に着替えて朝飯を二人分作る

母は今日は昼出勤らしく、出来るだけ眠りたいらしい


(じゃー行ってくるわ、ちゃんとメシ食えよ?母さん)


(んー。。))


近くに行って起こすこともなく、気休め程度に声を掛けて家を出た



今日から地元での学校通いで、初日は挨拶をして帰ることになっている

つまらない授業に、とるに足らない集団との生活がまた始まる


地図も貰ったが、相変わらず、地点のポイントも少なくて解りにくい

初めて住む人間なら、たったの四キロの道のりで迷うレベルの田舎道を

進んだ


職員室に行き、挨拶と担任の紹介が終わると、教室に移動した


(席につけー、朗報だぞー)


懐かしい言葉で(流行ってたのか?)と、心の中で呟いた。。


それにしても、間違ってはいないが、ハッキリ言って

大人の大袈裟な紹介や、気遣いは、迷惑になることを

教師は知っておいたほうが良い


気遣いは、その人間に合わせたやり方がある事も

理解しないと、ただの熱血なだけの先生の出来上がりだ







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