1-3

(先生たちはどういうキッカケで好きになったんですか?)



その質問をしている人間は、俺をもう一度

動揺させる人物だった。。。


そして、一人が馴れ初めに関して、聞いたことにより 他の女生徒が

共感し出す、そうすることが必然的に変わってしまい

そうなったらもう流れに従うしかなくなってしまう


害があろうが無かろうが、纏まった中に居て

少数よりも大数が安全地帯、面倒臭くなってもグループの一員で居たい

これが大半の学生のルールという物だ



そのくせ文句ばかりは一人前気取り。。俺はこの件においては賛成だけど

基本的に こうゆう考え方は好めない



(ラブレターですよ、先生実は半年前に送ってて

それから付き合うことになって

スピード結婚なのよ)


失恋の後もあって

KYから始まり、トリプルでこっちの傷をエグってきた

なにより。。。質問者の彼女は、答えに対して

顔を隠してクスクスと笑っていた


それを見た俺は相手にも、自分にも幻滅した。。。

そしてこの日から悟った、恋愛はゴミであると


その後、4月には

急な引っ越しが決まって、地元から、彼女から離れる事になった

正直、ホッとした。。田舎は 中、高と一つの所に集まる可能性があるし

彼女と同じ場所には今は居たくなかった


だから離婚は抵抗なく受け入れた


それから五年経ち、俺はまた。。この田舎町に帰ってきた

理由は単純に再離婚という どこにでもあるケースだった


地元へ帰る事に対しては不安はもうない

思春期の五年は成長もスゴいもので

今なら誰も自分に気づく人はいない、そう確信がある

あの頃よりも体もスリムになったし

80キロから60にまで落ちた


昔から 惜しいとか、痩せたらカッコいいのにとか、大人の無神経な言葉も

散々言われていたから、今の顔は二枚目位にはなっている


とは言っても、ダイエットのキッカケはそんなことが理由でもなく

あの日の、ホームルームの後の事がキッカケで始めたものだった。





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