1-2
俺は言葉にしながら、放課後の時間に、好きな相手の靴箱にラブレターを入れた
次の日、誰よりも早く登校して、玄関内から正面に繋がる階段の角で
その子が手紙を手に取るのを観察していた
カチャン。。と靴箱を開ける音がした
(ん。。。これって)
その子の顔が はっと。。。驚いた表情になって、周囲を気にしていた
そして、読み始めると思った次の行動で
俺は、自分が愚かだと言うことに気付かされるこになった
その子は手紙を読まずに、差出人の相手の名前を確認し
慌てて近くのゴミ箱に投げ捨てた。。
その様は、知らずに握った物が、苦手な物でパニックなる、そんな感じだった
彼女はもう一度、周りをキョロキョロと確認しながら
その場を走って去っていった
目の前で起こった事実を理解するのに時間が掛かり
正直、動揺している
けれど、数十秒後には、呼吸の律動と共に、冷静になっていった
その後は、幸か不幸か、手紙の情報は広がらず、普通に放課後まで過ぎ
何事もなく帰る。。ハズだった。。
どうゆうわけか。。
変わった事をすれば、なんの因果か同じ様な内容が
空気として生まれるものらしい
そして、それは担任の言葉から発信される
(はーい!今日のホームルームは先生からのみんなへの朗報です
先生、実は結婚が決まりました)
(俺達の朗報。。。)
朗報とは。。嬉しい事があるとそれを 誰かに教えることだと
しかも、みんなの朗報ってことは、誰かしら、特をするハズだ
今、目の前に居る、只今、自分の世界100%中の
国語の教師の担任がこの前言っていた
そして あぁ。。こんなだったのかと
俺は朝の自分の事を思い出す
(相手の人はなんと!KY先生です!)
クラス全員が意外だーーと コソコソと口にしている
そのKYとは、数学の木村洋太先生、性格は生真面目で、頭の芯まで数字が浸食してそうな男
担任は年中、脳ミソがパレードみたいな人で、おれ自身も、異色カップルしか想像出来なかった
クラスの殆どが。。。どうでもいい。。。と、そんな顔をしていた
それもそのはずだ 今日は金曜だし、早く帰って自由を満喫したい
この年頃の子供に 結婚なんて現実と一番かけ離れた話題で
ましてや、メリットが少しもない話なんかには
耳を傾けないのが中学生徒だからだ
担任事態もそんなに好かれている人でもないから
余計に、早く終われ。。そんな雰囲気に変わっていく
そんな中。。、手を挙げて質問をする人がいた
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