某自主企画から、スコッパーとして参加します。
作品、読みました。といっても、六月の頭頃に一度iwakuralainさんのエッセイで紹介されていたので読んでいたのですが……。
ええと……ごめんなさい。
6/5のエッセイで紹介された直後の原稿と冒頭の数話で話の流れが大きく変わったようには感じられませんでした。
6月上旬に読んだ時は、話が若干ゆっくりだなとか、冬咲北瑠へのヘイトコントロールが巧みだなと思っていました。ただ、主人公とヒロインの年齢・キャラクター、文体共にライトノベルとして扱うには少し苦しいのではないな、と思っています。
あと……前回読んだ時もそうでしたが、冬咲北瑠をここまで読者のヘイトを集めるような書き方にしたのはなぜでしょう? 少なくても、選考委員や編集者が癇に障る可能性が高くなってしまっているので、少しリスキーだったなとは思っています。
キャラクターの書き分けという点では主人公が少し弱めだなと感じたものの、総じてきちんとキャラクターが立っていたように感じています。
読む人によって好き/嫌いが大きく分かれそうな作品ではありました。
ただ、キャラクターの印象操作という点ではすばらしく、狙ってやっているのでしたら素晴らしい才能だなと思いました。
執筆お疲れ様でした。
(以下蛇足)
この主人公と北瑠の関係って、小説の講座の先生と生徒みたいだなと思っています。
実際の編集者と作家はここまで丁寧ではないです。
既に拾い上げとか受賞で「書籍化レベルまで達している」というのが前提となるので、こういう悠長で丁寧な教え方はしない……というか、そもそも編集者は教える立場ではないです。
そこから考えるとこれが実際の「編集者と作家のやり取りだ!」となると、大きなずれが生じるのではないかなと思っています。
編集済
なんとなくですが、昭和の雰囲気が漂っているような気がしました。50代以降の男性が好みそうな作品だと感じました。
ヒロインの設定を見ると、昭和の時代に青春を謳歌した男性に好まれそうな女性像といえばいいのでしょうか。そんなふうに思いました。
作者からの返信
various様、コメントを下さりありがとうございました。
鋭いですね、昭和ど真ん中人間です。