最終話 破壊と再生
「最初にあなたは自分が綺麗か解らないといったけど
善悪は自分で決められない、自分で思うものじゃ無い
絶望を知った人が、違う他人を見て触れて、感じて別ってくれる事柄だから
最初から良い人を好む事自体が違うんだよ」
俺はあなたを見て、聞いて、触れた
それを他人が見て、世界が見限ろうとも、あなたは絶対に綺麗な人だと感じた」
女は無理な力で
笑顔を作り、男に言った。。
「なら、…あなたも良い人だわ、家族に頼まれてここに来てくれたんだもの…
真剣に……会いにきてくれた良い人だわ」
「どういたしまして」
嬉しい、そう感じた素直に思えた
けれど、女の言う、良い人、それは違うのだ
悟った人間はただの差別だからだ。。
綺麗な者にしか価値を見出せなくなってしまうからだ
ただの傍観者だからだ
そして、自分をこう思っている
一番残酷なのが、こうして達観している者だと
世間ではこうゆう事を
(何もしない人)(生きている者に求めない人)(幸せになろうとしない人)
それを大罪の中で言えば
<。。怠慢。。> そうゆうことになるのだろう
それを昇華したいが為に男は
命を先に駆けていく者に言葉を渡していくのだろう
そして、この日の夜。。。病院のベッドで出会った女性は
男と会話をした後に亡くなった
その翌日、男は朝焼けの空を見上げた
彼女の新しい命が、成人まで生きる事を願った。。。
絶望=<病気>を手にしない人生を願った。。。
世界が破壊と構築を繰り返そうとも<アナタの死は希望に変わる @kakukakusikasikaku
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